1. トップ
  2. 中国発ぬいぐるみ、150万円落札相次ぐ…原宿でも大行列、なぜ?6月には約2,200万円高額落札も

中国発ぬいぐるみ、150万円落札相次ぐ…原宿でも大行列、なぜ?6月には約2,200万円高額落札も

  • 2025.8.23
undefined
出典元:photoAC(画像はイメージです)

今やキャラクターグッズは、コレクションや投資の対象としても注目されており、推し活や限定品の争奪戦など、熱量の高い文化が定着しています。

ネット上では「中国発のキャラクター『ラブブ』の希少モデルが、150万円以上での多数落札された」というニュースが話題を集めています。

はたして、世の中の人は「ラブブの爆発的人気」に対して、どのような反応を示しているのでしょうか。

詳しくご紹介します。

いったい「ラブブ」って何?

ラブブ(Labubu)とは、香港のデザイナー龍家昇さんが制作し、中国のトイメーカー「POP MART(ポップマート)」が展開するキャラクター。長い耳とふわふわボディ、ギザギザの歯をした、少し毒っけのあるかわいさが魅力です。

BLACKPINKのリサさんをはじめ、リアーナさん、デュア・リパさんなど世界中の著名人から愛されています。

6月には北京のオークションで等身大のフィギュアが108万元(約2,200万円)という高値で落札され、ラブブ人気を象徴する出来事として大きな注目を集めました。

また、ポップマート・インターナショナル・グループは8月20日に、ラブブの売り上げが今年40億ドル(約5,890億円)を超えるとの見通しを発表。創業者の王寧CEOは、今年300億元(約6,000億円)に達する見込みだと語りました。

所有する喜びと“ぶさかわ”の中毒性、ラブブに夢中な声

SNS上では、「ラブブがかわいすぎる!」という率直な声があふれています。流行をきっかけに購入した人が、思わずその魅力にハマってしまうという声も多く、日本の原宿の店舗でも大行列になるほどファン層は急速に拡大しているようです。

  • 流行りものと思って買ったラブブだけど、サイトを見ていたらどれもかわいくて、いろいろ欲しくなってきた。
  • ラブブ買いました!とてもかわいいです。
  • やっとラブブ本体が手に入った!

一目見た瞬間に心を奪われたという声や、実物の魅力に改めて驚かされたという反応も多く投稿されています。

  • 友人から「ラブブかわいいよね」って言われて、“何それ?”って見せてもらったら可愛すぎて、衝撃を受けた。
  • 念願の水色のラブブを発見してゲット。実物を見たらさらにかわいかった。
  • マカロンカラーのラブブが届きました。モコモコだし、かわいくてたまらない

また、ラブブを“連れて歩く”こと自体に楽しみを感じている人もいます。

  • ラブブを連れていたら店員さんたちに大人気。まるで自分のペットを褒められているような気分になりました。
  • ラブブ、普通にかわいいと思う。
  • 実物で見たらさらにかわいかったです。これはハマりますね。

このように、ラブブは単なる“かわいいキャラ”にとどまらず、視覚的な魅力、SNSとの相性の良さなど、複合的な魅力でファンの心を掴んでいるようです。

「なぜ流行しているのか分からない」という冷静なまなざし

ラブブの人気ぶりに驚きつつも、「なぜここまで話題になっているのか正直わからない」といった、冷静で距離を置いた声もSNS上では一定数見られます。こうした意見は、キャラクターグッズやトレンド全般に対する冷静な分析や、個人的な感性との差を感じた人から寄せられているようです。

  • ラブブがなぜこんなに人気あるのか、正直よくわからないです。
  • 何の変哲もない普通のぬいぐるみだと思ってしまいます。

注目される一方で、「特別な仕掛けや斬新なデザインがあるようには見えない」「世間の熱狂との温度差がある」といった本音も散見され、ブームに共感できない人の視点も浮かび上がります。

それでも、こうした懐疑的な目線があるにもかかわらず、ラブブがここまで話題になっているという事実には、一定の理由や仕掛けがあると見る向きもあります。

  • 爆発的な流行が生まれにくい現代で、これほどまでに注目されているだけの魅力があるということでは?

賛否が分かれる中でも、ラブブという存在が多くの人の目に留まり、会話のきっかけとなっていること自体が、現代における「バズる」現象の一つの形かもしれません。

「かわいい」は同調か、それとも個人の感性か?

一部では、ラブブ人気の背景には、「みんなが可愛いと思っているから、自分も可愛いと思うようになるのでは?」という“同調圧力”や集団心理の影響を指摘する声もあります。確かにSNSでは、他人の評価や持ち物に影響されやすいという側面があるのは否定できません。

  • ラブブに関しては、「持ってる私すごいでしょ」っていう、同調的な部分があると思う。
  • みんなが持ってるから私も欲しい!みたいな思考が日本人には多い気がする。

このように、ラブブ人気に懐疑的な見方をする人は少なくなく、特に“他人の評価に流されがち”な文化に対して違和感を覚える人もいるようです。

ですが、「感性は人それぞれでいい」「自分の意思で選んでいる」という意見が多数。

  • ほかの流行っているものでも、かわいいと思うものもあれば、そう思わないものもある。周りは関係ない。
  • ラブブ普通にかわいいと思うし、感性なんて人それぞれなのでは?
  • 好きな人は好き。いちいち突っかかる必要もない。

「流行していれば目にする機会が増えて、自然と惹かれるのも当然」といった冷静な意見も見られました。

  • これをちゃんと理解して仕掛けてるマーケターは本当にすごいと思う。
  • ラブブに限らず流行しているものはそれだけ目にする機会が多い、という面が大きい。みんな自分の感覚でかわいいと思っているよ。

このように、ラブブに対する評価は「かわいいかどうか」以上に、「かわいいと思う理由」をどう捉えるかでも意見が分かれているようです。

「ブラインドボックス」が今の時代に刺さる?

また、マーケティング的な部分でも注目が集まっています。それが、「ラブブ」を含め、多くの商品で実施されている、「ブラインドボックス」方式。この方式が、スマホ時代のゲーム感覚やSNSとの相性が抜群とされ、再評価されています。

  • ブラインドボックス開封、本当に楽しい。
  • ブラインドボックスのドキドキが本当に楽しい。

希少モデルを引き当てる興奮や、SNSでのシェア・競争意識が購買意欲を高めており、有名人の所有が「ステータス」となる現象も加速中です。

  • 限定・ブラインド販売で希少性が高まってからの、SNSや有名人の所持。これだけで流行の証になる。
  • 開けるまでどの子と会えるのか分からないワクワクも楽しそうだよね。

このように、現代の消費スタイルや価値観にフィットした仕組みが、ラブブ人気の原動力となっているようです。

なぜラブブはここまで人気になったのか?

今回は、「ラブブの爆発的人気」についての、世の中の人の声をご紹介しました。

「かわいい!」「開けるのが楽しい!」という声がある一方、「なぜこんなに人気あるのか、正直よくわからない」といった冷静な意見も見られました。

流行や希少性、SNSとの相性など、多くの要素が絡み合って成立しているラブブ人気。ラブブの背景には、戦略的なマーケティングと、現代的な消費者心理が深く関係しているようです。