意外と読めないかもしれません。【四字熟語】「我田引水」はなんと読む？意味まで解説！

あなたは「我田引水」という四字熟語を見て、すぐに正しく読めますか？

日常会話やテレビのニュースでも時折使われるこの言葉ですが、実はその読み方を知らない人も多いのです。読めたら「あなたって教養があるね！」と感じさせること間違いなし。

今回は、この「我田引水」の読み方にフォーカスし、その意味や由来、さらには使い方までわかりやすく解説していきます。難読漢字として一歩リードするチャンスですよ！

「我田引水」の読み方と深堀り解説

「我田引水」は「がでんいんすい」と読みます。

ちょっと珍しい読み方ですよね。普段の会話ではあまり使わないため、漢字だけ見ると戸惑う方が多いでしょう。

この言葉の意味は、自分に都合の良い解釈や行動をすること。つまり「自分中心の理屈を展開する」「自分の利益ばかりを考える」といったニュアンスを持ちます。

例えば、議論の場で自分に有利な理由ばかり主張して、相手の意見を無視するような態度が「我田引水な態度」と言えます。

「田んぼに引く水を自分の都合よく流す」ことから、物事を自己中心的に解釈することへと広がったのです。現代の日本語では主に批判的な意味合いで使われ、「公平であらねばならない場面で不公平な振る舞いをする」というニュアンスが強まっています。

具体例を挙げると、ビジネスの会議で「我田引水」な発言をする人は、自分の部署にだけ利益になる提案ばかりを押し通そうとしたりします。また、スポーツの判定や政治の決定過程でも使われることがあり、その不公平感を端的に示すことができます。

「あいつの意見はいつも我田引水で、自分の利益しか考えていない感じがする」

「議論のときは我田引水を避けて、公正な意見交換を心掛けたい」

今回は、意外と読めない難読漢字「我田引水」について、その読み方「がでんいんすい」と意味、使い方まで詳しくご紹介しました。

日常生活や仕事の場面で正しく使うことで、的確に「自己中心的な行動」や「偏った理屈づけ」を表現できます。

ちょっとした四字熟語の知識でも、言葉の力は大きく膨らみます。「我田引水」が読める人は、その分だけ話題の幅も広がり、コミュニケーションの質もアップするはず。これを機に、さらに面白くて深い日本語の魅力に触れてみませんか？

出典：小学館『デジタル大辞泉』