朝ドラに“強烈な女性”が初登場「インパクトあり過ぎ」「想像超えてて」新たな波乱も匂わせる『あんぱん』【１週間解説】

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、第21週「手のひらを太陽に」が放送された。漫画を描きたい気持ちと描けない葛藤を抱えつつ、作詞や脚本の仕事に追われる嵩（北村匠海）。一方、のぶ（今田美桜）は仕事をクビになり、嵩の活躍を複雑な心境で見守っていた。この記事では、一週間の見どころを視聴者の反応とともに振り返る。

※以下本文には放送内容が含まれます。

名曲の誕生

嵩が作った詞の原稿を受け取ったたくや（大森元貴）は、さっそく譜面に起こして、嵩の目の前で歌い始めた。その曲は『手のひらを太陽に』として人気歌手の白鳥玉恵（久保史緒里）が歌うことに。そして、テレビ番組『みんなのうた』で紹介され、一躍話題となった。

たくや演じる大森が名曲を歌ったシーンに、視聴者からは「名曲が出来た瞬間」「朝から幸せ」「感無量」など感動したという声が多く上がっている。

一方で、八木（妻夫木聡）から漫画は描き続けろと伝えられた嵩は、久々に漫画に取り組もうとするが、筆が進まず苦悩する。そして、帰宅したのぶは、家から嵩のことを「嵩さん」と親しげに呼ぶ女性の声がすることに驚く。それは、嵩にリサイタルの構成を依頼した白鳥だった。

白鳥の押しが強い独特のキャラクターに「初登場からインパクトあり過ぎ」「いい感じの嫌われキャラ」「想像を超えててビックリ」など、今後どう動くのか注目が集まっている。

蘭子の決意

若い未婚女性が働き、既婚者は家庭に入る風潮だった当時、のぶは特殊な立場で働いていたが、ついに“肩たたき”され退職することになった。登美子（松嶋菜々子）は落ち込むのぶに、気にしないよう励ます。

のぶは生き生きと茶道教室を営む登美子の様子を嵩に伝え、面会を勧めるが嵩は躊躇する。その嵩に、のぶは「好きな漫画を描いてほしい」と本音を伝えるのだった。

同じ頃、蘭子（河合優実）は八木から、蘭子が書く映画評について、厳しい指摘を受けていた。八木に「一番不幸になるのは、映画を愛してる君なのに」と言われ、カッとなった蘭子は、心を開かず家庭を持たない八木に対し「そんな方に愛とか言われたくありません」と言い返してしまう。

その後、蘭子は八木について、嵩とのぶから戦時中に家族を失ったことを聞き猛省する。八木に謝りに訪れた蘭子は、互いに戦争で大事な人を失った痛切な想いを打ち明けあうのだった。

視聴者からは「波長が合っている感じ」「お互いの気持ちが分かり合える二人」「幸せになって欲しい」など、2人の今後の進展に期待する声が上がっている。

嵩が漫画教室に出演

NHKで働く健太郎（高橋文哉）の誘いで、嵩はTV番組の『まんが教室』に出演する。初回の生放送では緊張で絵描き歌をミスし大慌て。テレビ越しに見守るのぶもハラハラする。

やがて羽多子（江口のりこ）が高知から、のぶと嵩の同級生の康太（櫻井健人）をつれて現れる。康太は、朝田家の場所を借りて『たまご食堂』と言う名の食堂を始めたいと熱心に話す。のぶらは快諾し、嵩は康太と共に、戦地で食糧難に喘ぎゆでたまごに殻ごとかぶりついた忘れがたい記憶を思い返すのだった。

のぶの心配

嵩は、たくやからテレビドラマの脚本を任せたいと頼まれる。たくやは「脚本を書く経験は、漫画を描くうえでもきっとプラスになる」と話すが、嵩はしばらく漫画に手をつけていないことを正直に打ち明けたうえで、その仕事を引き受ける。一方で、嵩がこのまま漫画から離れてしまうのではないかと、のぶは不安を募らせていた。

このシーンに、「まさに「盟友」の関係」「仕事のパートナーがたくちゃんのような人で良かったな」とたくやと嵩の関係を賞賛する声が多く寄せられている。

ある日、カフェでの打ち合わせを終えるのを待っていたのぶは、女性たちに囲まれている嵩の姿を見かけて驚く。
その夜、最近の嵩の様子に違和感を抱いていることを伝えたのぶに対し、嵩は思わず語気を強めてしまう。

嵩の名前に込められた想いとは

のぶは、登美子から嵩の名前に込められた思いを聞き、心を動かされて山へ向かう。山頂で自然を感じながら、嵩への思いを静かに見つめ直す。

一方の嵩は、のぶの言葉を思い出し、久しぶりに漫画と向き合って筆を動かす。そしてその夜、のぶが帰宅。自分は「何者にもなれなかった」と語るのぶに、嵩もまた静かに向き合う。

漫画家としての夢と、夫婦としての絆。揺れ動く嵩とのぶの姿に、2人の未来はどこへ向かうのか、次週の展開からも目が離せない。

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連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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