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《佐々木希》に学ぶ“それでも一緒にいる”選択。許すこと、受け入れることの境界線

  • 2025.7.10

実は深かった…佐々木希が「離婚しなかった理由」

佐々木希さん(2025年03月25日撮影、時事通信フォト)
佐々木希さん(2025年03月25日撮影、時事通信フォト)

俳優・佐々木希さん(37)が、夫のアンジャッシュ渡部建さん(52)の不倫騒動後に離婚せず、あえて“受け入れる”選択をした理由が注目を集めています。

「最初はどうしようって思いました」と語るその胸の内には、親として、そしてパートナーとしての苦悩と覚悟がありました。不倫に限らず、傷つけられたとき、人は相手を「許す」と「受け入れる」ことの境界線で悩みます。佐々木希さんは、衝撃的な不倫をされた一方で、許すこと、受け入れることについて、どう自分の中で結論を出したのでしょうか。

2025年7月2日に放送されたバラエティ番組「1周回って知らない話 2時間SP」(日本テレビ系)で、佐々木さんは不倫された当時の心境を打ち明けました。「最初はどうしようって思いましたけど……」と動揺。友人からは離婚を勧められたものの、実母の助言もあり、冷静に考える余地を残したといいます。

最終的に離婚を選ばなかったのは、何より「子どもに父親がそばにいてほしい」と願ったからです。渡部さんは父親として献身的で、子どもたちへの愛情を日常的に示していたとのこと。その姿を見るたび、“離れる”選択が最善とは言えないと感じたそうです。

さらに、離婚すれば「離れた父親」を将来知る子どもにどう説明するか……。離れていて憎しみを抱かせるよりも、近くにいてくれる父親がいる安心感のほうが大切ではないかと考えたそうです。

裏切りを「許せる人」と「許せない人」の違いとは?

佐々木さんはお子さんのことを考えて、今回「離婚しない」という選択を取りました。しかし番組内では現在の心境として「いまだにまだ許してはない。経過観察中。許すことができるのかな? どこかは許せない自分もいる」と語っています。

人の裏切りに直面したとき、“許す”のは簡単ではありません。心理学では、「許せる人」と「許せない人」の違いとして、以下の2点の違いがあると言います。

(1)許せる人は、自分の価値や幸せを内側に築いている人 自己肯定感が高い人は、「相手が裏切っても、自分の人生は自分のもの」と切り替えが早く、傷が長引きにくい傾向があります。不倫が発覚しても、早めに「許す」か「前に進む」決断をして、人生の舵を取り直せると言われています。

(2)許せない人は、自分を他者に依存している人 一方でなかなか相手を許せず、恨みつらみを募らせる人は、「相手に愛されてこそ自分が認められる」といったように、他社に自己価値を委ねている人です。こうした人は、裏切りによって自己の基盤が揺らぎます。揺らいだ基盤は本来自分を信じる力で建て直さなくてはなりませんが、感情のフラッシュバックや不安が続くことで、なかなか相手を許せず、相手を責め続ける意外の選択肢を取れないのです。

「許す選択」をした女性に必要な心構え

「許す選択」は、問題の大きさによっては簡単なことではありません。もし何か自分が相手を受け入れ、許す必要があるのなら、以下の3つのポイントを押さえておくと心の整理に役立ちます。

(1)未来を視野に入れる 今相手を許したくないと思ったとして、それは1年後や5年後、10年後も後悔しない選択といえるでしょうか。佐々木さんは、子どもの笑顔や将来を第一に考えました。この瞬間のパートナーシップにとどまらない、未来の視点を持つことも重要です。

(2)他者に頼りすぎない 相手を許すかどうか迷う時、周囲の意見や同調圧力に流されず、自分で考えて選ぶ勇気が必要です。「こうした方がいいよ」と言うその人は、あなたの人生に責任を取ってくれるわけではありません。最終的な答えは、自分が納得して出し、行動を起こすことが大切です。

(3)「許す=忘れる」ではない 許すことは「なかったこと」にすることではありません。佐々木さんも「いまだに許してはいない」と正直に語っています。怒りや悲しみを内包しながら、関係を継続する選択も間違いではありません。

【まとめ】許すこと・受け入れることは、あなたの生き方や他人との付き合い方の価値観に根ざしています。無理して丸ごと許す必要はありません。「怒りを抱えつつ、別の形で人生を選ぶ」のも正解なのです。

佐々木希さんの決断は、“母としての覚悟”に根ざしていました。これがいわゆる、「母は強し」という選択と言えるのではないでしょうか。許す選択も許さない選択も、全てはあなたの人生です。ご自身の決断を大切に、前に進んで下さいね。

(おおしまりえ)

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