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意外と読めないかもしれません。【難読漢字】「役務」はなんと読む?→「やくむ」ではありません

  • 2025.7.23

「役務」という言葉、日常生活ではあまり耳にしないかもしれませんが、ビジネスや行政の場面で目にすることがあります。

実はこの漢字、意外と読み方が難しく、「やくむ」などと読んでしまう人も少なくありません。でも正しく読むことができれば、その場での信頼度がアップするかも?
今回はこの「役務」という漢字の読み方と、その意味、使い方までわかりやすく解説していきます。

問題

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「役務」これ、なんと読む?

漢字「役務」の正しい読み方と基本の意味をマスターしよう

「役務」は「えきむ」と読みます。

この言葉は少し堅苦しく聞こえるかもしれませんが、実は「公的な仕事」「役に立つサービスや仕事のこと」を指しています。

例えば、会社の経理部門が提供する経理サービスや、役所が住民に対して行う各種の業務などが「役務」に当たります。要するに、「役に立つこと(サービス)」や「提供される業務」といった、社会や組織で役立つこと全般に使われる言葉なんです。

日常生活の中ではあまり使わないため、見かけると「読めない!」となってしまう方も多いのですが、知っておくと、ビジネス文書や契約書などでスムーズに理解できます。

役務が使われる場面や関連する法律用語についても知っておこう

「役務」という言葉は特に行政や法律の文脈で多く使われています。

例えば、「役務提供契約」という言葉をご存知でしょうか?これは、モノを提供する「売買契約」とは異なり、サービスを提供する契約を指します。建物の清掃サービスや情報システムのサポートなど、目に見えないサービスを交換するときに使われる言葉です。

また、税金の計算や市役所の手続きの中でも「役務」という言葉が登場します。自治体が住民に対して行うサービスや仕事を指し、例えばごみの収集や防災対策の役割も含まれます。役務の対価として費用が発生するケースも多いため、理解することで行政手続きやビジネス契約がスムーズに進みやすくなるでしょう。

ちなみに、「役務」と似た言葉に「勤務」「役職」「役割」などがありますが、「役務」はあくまでも特定のサービスや仕事を提供する行為全般を指すことに注意が必要です。

「役務」の読み方と意味、使い方まとめ

今回は、「役務」の正しい読み方が「えきむ」であること、そして「役に立つサービスや業務の提供」を指す言葉であることを紹介しました。読み方さえ知っていれば、普段あまり目にしない漢字でも自信を持って読めますし、ビジネスや行政の文書で出会っても焦らずに理解できます。

また、役務は目に見える商品とは違いサービスを意味するので、契約や支払いの場面で使われることが多い用語です。もし契約書や請求書に「役務提供」と記載があったら、「何かしらの仕事やサービスが提供されたんだな」とイメージできるようになると便利ですね。

これを機に「役務」をしっかり覚えて、漢字の読み書きや言葉の理解力をさらにアップさせてみてください!


参考文献:小学館『デジタル大辞泉』