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「車が黒焦げになった」消防庁も“注意喚起”…真夏の車内に『放置してはいけないモノ』とは?

  • 2025.7.13
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出典:photoAC(写真はイメージです)

リチウムイオン電池を搭載したモバイルバッテリーは、スマートフォンや電子機器の普及に伴い、日常生活に欠かせないアイテムとなりました。

しかし一方で、夏場の高温環境にさらされることで発火や爆発のリスクがあることは、あまり知られていないかもしれません。特にここ最近の猛暑では、車内の温度が短時間で危険域に達するケースが多発しています。

現在SNS上では「車内にモバイルバッテリーを放置した結果、車が黒焦げになった」という投稿が話題となっています。

発火や膨張による被害写真、専門家の警鐘もあいまって、その危険性について多くの議論が巻き起こっています。

今回は、「モバイルバッテリーの車内放置によるリスク」に対する世の中の反応をご紹介します。

モバイルバッテリーで車が燃える!?

現在、SNS上では、「夏は車内にモバイルバッテリー置いてはいけない」といった注意喚起の投稿や、「モバイルバッテリーを車内に放置して火災が起きた」とする体験談、現場写真付きの投稿が複数確認されています。

東京消防庁の発表によると、令和5年(2023年)に東京都内でリチウムイオン電池搭載製品から出火した火災は速報値で167件と過去最多を記録し、その中でモバイルバッテリーが原因の火災が最も多かったとされています。

また東京消防庁は、「リチウムイオン電池搭載製品は、充電中以外でも火災が発生している」「車内など高温となる場所での保管や放置は絶対にやめてください」と公式に注意喚起を行っています。

危険性を実感する「体験談」が続出

X上には、実際に火災寸前だった体験談や写真が次々と投稿されており、その生々しさが多くの人に衝撃を与えています。

  • 車内に置き忘れてバッテリーが膨張。もう絶対に放置しない
  • 炎天下でバッテリーが爆発して車が燃えたニュースを見てゾッとした

このような投稿に共感する人が相次ぎ、「説明書にある“高温厳禁”は本当だった」と実感の声が広がっています。

  • こんなになってしまうなんて恐ろしい…
  • 友人の車がバッテリー発火で全焼した。絶対に放置しないで

多くの人が身近なリスクとして再認識し始めています。

独自の対策は逆効果の可能性も

話題が広がる中、SNSでは「濡れタオルをかける」「窓を少し開ける」など、独自の対処法も見られますが、これらはすべて専門機関が推奨していない方法です。

しかし東京消防庁は明確に「車内など高温となる場所での保管や放置は絶対にやめてください」と警告しています。根拠のない対策は、むしろリスクを増大させかねません。

また、リチウムイオン電池は「充電中でなくても火災になる」点にも注意が必要です。見た目や状態だけで安全かどうかを判断することはできません。

みなさんはどう考えますか

今回は、「モバイルバッテリーの車内放置によるリスク」についての、世の中の人の声をご紹介しました。

体験談が怖すぎる」「絶対に車内放置しない」といった声が見られ、この夏も気をつけようと再認識する方が多くいました。

リチウムイオン電池は便利な反面、取り扱いを誤ると命に関わる危険もあります。特に高温になる車内では、一時的な置き忘れも深刻な結果を招く可能性があります。

安全な使用のためにも、専門機関の指示を守る意識が今後ますます重要となるでしょう。

皆さんは、今回のこの話題、どのように考えますか?



出典:東京消防庁「リチウムイオン電池搭載製品の出火危険」(https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kasai/lithium_bt.html