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「“毛深い”とからかわれた、脱毛したい」子どもの『要求』に賛否「いじめの原因になるなら…」

  • 2025.7.6
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出典:photoAC(写真はイメージです)

お子さんの体毛に関する悩みは、家庭によって受け止め方がさまざまですが、「毛深くてからかわれる」という声を聞いたとき、親としてどう対応すべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

SNSに「毛深くてからかわれた子どもが脱毛を希望している」といった趣旨の投稿がされ、「自分の子も将来悩みそう」「お金を出してあげたい」など、子ども脱毛に対するさまざまな声が集まり、子どもの見た目や自己肯定感をめぐる家庭の対応が注目を集めています。

そこで今回は、お子さんがからかわれてしまったとき、脱毛させてあげるか、脱毛させない方がいいかについて調査しました

お子さんが「毛深くてからかわれるので脱毛したい」させてあげる?させない?

小中学生の保護者の方限定で、全国の18歳以上の男女200名を対象にアンケートを実施し、寄せられた結果がこちらです!

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出典:TRILL調べ

お子さんが「毛深くてからかわれるので脱毛したい」させてあげる?という質問に対する回答数は以下のとおりです。

  • 脱毛させてあげる141票
  • 脱毛させないほうがいい59票

今回は、「脱毛させてあげるという意見が多い結果となりました。

寄せられた意見を紹介します。

脱毛させてあげるという方の意見

自分の経験から「悩む前に対応してあげたい」

自分も同じような悩みをずっとかかえてたので、早いうちに脱毛など対応してあげたい。
(20代女性・会社員・関東地方)
自分も毛深く、鬱陶しく思っていたので、向こうから相談されたら真剣に考えてあげたいと思う。
(20代男性・会社員・福岡県)
毛深いせいで子供がいじめられたり、からかわれたりするくらいなら、脱毛させてあげようと思います。
(20代女性・会社員・大阪府)

いじめや不登校など将来への影響を懸念

いじめられる原因となったりする可能性もあります。それで学校に行けなくなると将来にも関わって来ますので本気で悩んでいるとすれば脱毛させてあげたいです。
(20代女性・会社員・青森県)
現代の子どもたちは自分が子どもの時とは変わってきているため、中学生くらいの子どもで、本人の意志があるならば良いのかなと思う
(20代女性・会社員・東北地方)

脱毛させないほうがいいという方の意見

成長段階でのリスクや肌への影響を心配

身体の成長段階である思春期に脱毛するのはリスクもあるため、慎重に考えるべきだと思います。
(30代女性・会社員・東京都)
まだ肌が弱い年齢だと思うので、もう少し大きくなってから高校生くらいに…と説得する。
(30代女性・会社員・奈良県)
小学生に脱毛は肌への影響も心配だから、まずはいちど調べたり、話を聞きに行ったりしようと思う。
(30代女性・会社員・和歌山県)

お金やタイミングの問題から慎重な対応を希望

脱毛は必要なことではないのでやりたいのなら自分でお金を貯めてから自分でやらせてあげたいと思う。
(30代女性・会社員・東海地方)
脱毛は大人になってから自分で稼いだお金でやって欲しいと感じるので、体が成長途中であるうちは辞めたほうが良いと思うからです。
(30代女性・主婦・宮城県)
大きなお金がかかることで、一度始めるとやめるのは難しいと思うため、もう少し年齢を重ねてからが良いと思う
(30代女性・事務職・静岡県)

まずは家庭内でできるケアから

私も悩んでいたので気持ちはよくわかりますが、いきなり脱毛に通うのは心配なので、まずは私が持っている電気シェーバーや家庭用光脱毛で様子見すると思います。
(30代女性・会社員・栃木県)
子供は肌が弱いのと脱毛は金額がかかるということも理由で、脱毛は大人になってからするように話しています。ですがせめて除毛クリームを使用してます。
(30代女性・会社員・福岡県)
成長期なので体に影響がありそうでさせたくないが、悩んでいる気持ちには寄り添ってあげたい。
(30代女性・歯科衛生士・四国地方)
時期的に脱毛は早いかなと思うので、今は自己処理等でなるべく悩みを軽くできるようにし、説得する。
(30代女性・パート・中国地方)

親としてどう向き合う?無理のない対応が大切

今回のアンケートでは、「脱毛させてあげたい」という回答からは、「自分も悩んできたから」「いじめにつながるかもしれない」「本人が前向きになれるなら」といった声が多く寄せられました。親自身の体験や子どもの将来への配慮から、早いうちに対処してあげたいと考える方が多い印象です。

一方で、「まだ肌が弱い」「思春期の脱毛はリスクがある」「お金がかかるので本人に任せたい」などの理由から、時期尚早と判断する意見も目立ちました。「まずは自己処理から」「家庭用脱毛器で様子を見る」という、段階的な対応を提案する声もありました。

子どもの体や気持ちの変化にどう向き合うかは、家庭ごとに異なるテーマです。子どもが悩んでいるならまず話を聞き、無理なく、家族みんなが納得できる方法を一緒に探していくことが大切かもしれません。



※本記事は媒体独自に募集したアンケートを元に構成しています

・調査方法:インターネットサービスによる任意回答(記述式)
・調査期間:2025/06/20〜2025/06/23
・調査対象:全国/18歳以上/性別不問/小中学生の保護者の方限定
・有効回答数:200