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実はお金が貯まらない…「半額」「割引」ばかり買ってしまう人が陥りやすい『NG習慣』とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.7.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「値引き札を見るとついカゴへ」、「セールで得した気分になる」このように割引商品を目にすると、つい財布の紐が緩みやすい人こそ、実はお金が貯まりにくい傾向があります。

割引品を買っており、支払いを押さえているはずなのに毎月赤字というケースは少なくありません。割引率の書いてある値札の下の数字にお得感を感じて、必要以上に買ってしまう心理が原因です。

この記事では、割引という言葉が生む3つのNG習慣と、貯まらない家計からの解決策を元銀行員の視点で解説します。割引商品に惑わされず、お金が残る買い物の習慣を手に入れましょう。

割引に誘われてしまう…3つのNG習慣

『割引』という言葉に惑わされてお金が貯まらない人のNG習慣を見ていきましょう。

1、『割引』依存で本来の価値判断ができなくなる

割引商品を見つけると『お得』という心理が働き、本来必要のない商品まで手を出してしまうケースです。また値引きがないと買わないような思考になると、本当に必要なものや価値あるものを見極める力が鈍ってしまいます

購買意欲を刺激される結果、節約ではなく出費が多くなりかねません。

2、安いからたくさん買う

『得した気分』になりながらも、購入点数が増加して支出が変わらない状況です。さらにストックが増えて消費ペースが早まってしまい、割引前に買うよりトータルの支出が多くなりかねません。

3、『安物買いの銭失い』現象

割引商品は品質や耐久性が劣る場合もあり、早く買い替える結果になってトータルコストが高くなるリスクがあります。一時的な安さに惑わされて、長期的には損をしてしまうパターンです。

貯まらない家計からの解決策

お金が残る買い物習慣を身につけるには、「安いから買う」ではなく「必要だから買う」という意識への変更が重要です。具体的には、買い物前に必ずリストを作成し、月の予算を決めてから出かけましょう。

そうすると、割引商品を見つけても、本当に必要かどうかをリスト内容で確認できます。また、家計簿アプリやレシートを活用した家計管理で支出を把握し、本当に必要なものだけを購入しているか振り返ることができます。

これらの習慣を身につけると、割引に惑わされない習慣へと改善でき、確実にお金が貯まりやすくなるでしょう。

まとめ

この記事で解説したNG習慣は、お金が貯まらない主な原因となっています。割引商品に惑わされない買い物習慣を身につけるには、リスト作成と予算管理による買い物が効果的です。

今日の買い物から、「安いから買う」ではなく「必要だから買う」という考え方に変えていきましょう。


監修:河野 義広
政府系金融機関で17年半勤務した経験を持つWebライター。現在は独立し、金融やお金に関する幅広いテーマを執筆している。
法人営業・融資事務・預金業務・インターネットバンキングコールセンターの統括などの業務を経験してきた。証券外務員一種・FP2級・簿記2級などの資格も保有。
現場経験と専門知識を活かし、日々の暮らしや事業運営に役立つマネー情報をわかりやすく発信。事業の融資相談や家計相談も承っている。