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頼れるのは“チャンキー”な一足──アン・ハサウェイやダコタジョンソンに学ぶ、大人スニーカーの選び方

  • 2025.6.20

再ブーム中の“ダッドスニーカー”、2025年春夏は大人世代が主役!

90年代に人気を博したチャンキースニーカーが、今またファッションの最前線に。とはいえ、スパイス・ガールズブリトニー・スピアーズが愛用していたような、Y2K全開の派手な一足とは違う。今の気分は、落ち着いたカラーに厚みのあるアッパー、ゴツゴツとしたソールが特徴の“ダッドスニーカー”だ。

スパイス・ガールズ
Spice Girls en París. スパイス・ガールズ
ブリトニー・スピアーズ 1999.
ブリトニー・スピアーズ 1999.

かつてはミニマルな装いの“外し”として支持を集めたこのスニーカーが、いま改めて、30〜50代の女性たちの日常に寄り添う存在として注目されている。デニムワンピースに合わせるだけで、ほんの少しのモード感を添えてくれ、ピラティスの行き帰りのようなリラックスシーンから、きちんと感を求めるお出かけまで対応できるのが魅力。そんな一足は今、アン・ハサウェイダコタ・ジョンソンといった大人世代のセレブたちの間でも定番となっている。彼女たちのスナップをヒントに、ワードローブに迎えたいスニーカーをチェックしよう。

1.白 × バギージーンズ

Margot Robbie

まず押さえておきたいのが、白スニーカー×バギージーンズという定番のコンビネーション。映画バービー』(2023)で主演を務めたマーゴット・ロビーは、そこにシャツをさらりと合わせ、エフォートレスなムードを体現していた。誰もが憧れる“オフの日”の装いは、ワンマイルのお出かけにもぴったり。アクセサリーを添えれば、そのまま街へ繰り出せる、万能ルックの完成だ。

そんなスタイルにフィットするのが、ニューバランスNEW BALANCE)の「530」や、ナイキNIKE)の「コルテッツ」。ラグジュアリー派には、スタイルアイコンたちに“偏愛スニーカー”として支持される、バレンシアガBALENCIAGA)の一足もおすすめ。

2.白 x カーゴデニム

Jennifer Lopez

50代を過ぎてもチャンキースニーカーを洒脱に履きこなすアイコンといえば、ジェニファー・ロペス。アメリカを代表するシンガーであり、毎シーズンのトレンドを巧みに取り入れるスタイルの達人として知られている。普段はトラック風スニーカーをトレーニングウェアと合わせることが多い彼女だが、カーゴジーンズやタートルネックセーターといったカジュアルなアイテムとミックスした着こなしもたびたび披露。涼しい午後やリラックスした週末にぴったりの、真似しやすいルックだ。

ポイントは、ボリューム感のあるオーバーサイズシルエットやトラック風デザインを選ぶこと。プーマPUMA)やアシックスASICS)など、スポーツブランドの新作から選べば、大人に似合う“ちょうどいい存在感”が手に入る。

3. 白 × マムジーンズ

Anne Hathaway con mom jeans

“マムジーンズ”と呼ばれる、90年代風のゆったりデニムにスウェットを合わせ、足もとはトラックソール×アーモンドトゥのスポーティな一足を。アン・ハサウェイのようにさらりと着こなせば、今っぽいスタイルが完成する。空港での移動や週末の街歩き、オフィスのカジュアルフライデーにも。年齢を問わず楽しめる、大人のための“ハズしテク”として、ワードローブに加えたい組み合わせだ。

4.エアソールスニーカー × フレアジーンズ

Dakota Johnson.

アーモンドトゥとエアソールが特徴のナイキ「コルテッツ」は、ダコタ・ジョンソンの定番スニーカー。90年代を思わせるこの一足は、ミニマルな装いはもちろん、ディテールにこだわったスタイルにも自然になじむ。スポーティすぎない、ほどよいボリューム感が、モダンな足もとを演出してくれる。合わせたいのは、白シャツとフレアジーンズ。どんなコーデにもすっとなじむニュートラルカラーを選べば、いつもの着こなしをこなれた印象へとアップデートしてくれる。

5.チャンキースニーカー × サテンのミディドレス

Irina Shayk con tenis de papá y vestido de seda

チャンキースニーカーとドレスの組み合わせは、どこかティーン向けに思われがち。けれど、その先入観を軽やかに覆してくれるのが、イリーナ・シェイクのスタイルだ。実はこのコンビネーション、30代以降の大人世代にもフィットする、自由度の高いルック。おすすめは、存在感のあるスポーティな一足。たとえば、サロモンSALOMON)の白いハイキング風モデルや、ニューバランスの定番「530」を、バターイエローのサテンミディドレスに合わせて。さらにナイキのソックスを効かせれば、モダンで目を引くだけでなく、歩きやすさもきちんとキープ。気負わず楽しめる、大人のための新しいドレスアップだ。

6. プラットフォーム × 黒のフローミードレス

Sofía Vergara lleva un vestido negro con tenis blancos para su visita al salón de belleza

50代を過ぎて、ドレスにスニーカーを合わせるのにまだ少し迷いがあるなら、ソフィア・ベルガラの着こなしをヒントに。彼女が選んだのは、プーマの「カリ」シリーズから、プラットフォームソールのチャンキーな一足。

合わせたのは、細いストラップが印象的な黒のフローミードレス。軽やかなシルエットと足もとのボリューム感が絶妙に調和し、トロピカルなリゾートにも、夏の都会にも映えるスタイルに。自然体のまま華やげる、大人のためのサマールックだ。

Text: Renata Joffre Adaptation: Saori Yoshida

From: VOGUE.MX

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