これどうやって計算するか覚えてる？「1.2^2」→正しく計算できる？

今回の問題は小数と累乗が混じっているのでかなり難易度が高くなっています。実際に小数のまま計算する方法もあるのですが、より数的感覚を養うために答えの大きさをイメージする方法でも解いていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
1.2^2

この問題を解くために二つの方法を試してみましょう。

この問題の答えは「1.44」です。まずは正攻法で解いてみます。

1.2×1.2を普通に計算して解いていきましょう。

1.2は小数点以下が一桁なので、合計して小数点以下が二桁になるように小数点を打ちます。小数点に注意しながら筆算で解けるようにもしておきましょう。

では次に、少し特殊な「絞り込み」方法で解いてみましょう。

1.2^2を計算するのは難しくても小数点を無視した12^2であれば有名な計算なので「12^2=144」であることを知っている人もいるかもしれません。もし知らなかったとしても小数ではないので計算して求めることもできますね。

12^2
=12×12
=144

ここから答えを具体的に決めていきます。小数点を打って答えの候補になるのは、1.44、14.4もしくは1440などですね。

本来の問題は「1.2×1.2」なので1440といった大きな数になることは有り得ませんね。
なので答えはせいぜい1.2~2.4の間に収まることが分かるでしょう。つまり答えは1.44です。

似ている数を使って計算してから答えを絞り込んでいく方法は検算などにも十分活用することが出来ます。

答えの範囲を決めることで位に関わる間違いを減らすことが出来るので、計算力を高めるためには必須なスキルかもしれません。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。

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