これどうやって計算するか覚えてる？「9÷0.3」→5秒でチャレンジ

小数が絡む計算は正答率がグッと下がる難問です。

特に割り算は一発で解こうとしてもなかなかうまくいきません。

今回は小数を含む割り算の計算方法を丁寧に思い出していきましょう。細かく計算を進めることを意識してくださいね。

問題

次の計算をしなさい。
9÷0.3

小数を含む割り算はステップを整理して解いていきましょう。

この問題の答えは「30」です。小数の計算は間違えやすいので、慌てずに分数に直してから計算することが重要です。

〈小数の計算〉
小数→分数にしてから計算すると楽。

0.1が1/10、0.01が1/100と直せることを覚えておけば小数を安定して分数に直すことが出来ます。

0.3は0.1×3であることを利用して分数に直すと

0.3
=0.1×3
=1/10×3
=3/10

とすることが出来ます。

では、分数に直して計算していきましょう。

9÷0.3
=9÷3/10
=9×10/3
=90/3
=30

これで計算が完了しました。

このような割り算は筆算で解く方法もありますが、分数に変換すると計算がシンプルになり、計算ミスを防ぎやすくなります。

難しく時間がかかりがちな小数の問題は落ち着いて、分数に直すというステップを挟むことで間違いを防ぐことが出来ます。

小数と分数の関係性をしっかりと覚えておくことで色々な問題に応用が効くようになります。

※当メディアでご紹介する数学関連記事において、複数の解法を持つものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：うおうお

数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。