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意外に間違える人が多いかも…?「630÷42」→正しく計算できる?

  • 2025.8.28
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桁の大きな数の割り算は暗算では難しいですよね。

大人になると電卓を使ってしまい、計算力はさらに落ちてしまいます。

今回は、暗算で答えを出せるかどうか挑戦してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
630÷42

「三桁÷二桁」の割り算です。

暗算では難しいように思えますが、正しい答えを出せるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「15」です。

通常の筆算の計算で答えを出すことも可能ですが、今回は少しだけ工夫をした計算方法を紹介します。

割る数をできるだけ小さくする考え方です。

それは、割り算の次のような性質を利用しましょう。

割る数・割られる数に同じ数を掛けても割っても、計算結果は変わらない

今回の計算の場合で確認をしてみましょう。

「630÷42」という計算ですが、630と42の二つの数を同じ数で割ります。

例えば、ともに2で割ることが可能です。

630÷2=315
42÷2=21

このように、同じ数で割った場合、元の計算と答えが同じになります。

630÷42=315÷21

さらに315と21は、ともに3で割ることができますね。

315÷3=105
21÷3=7

したがって、元の計算式は「105÷7」と等しいということになります。

割る数が1桁になったので、計算しやすくなりました。

105÷7=15

答えは「15」となります。

このように、割る数・割られる数を同じ数で割ることで、数字を小さくし、計算を簡単にすることが可能です。

まとめ

通常の割り算では暗算が難しくても、工夫をすることで簡単に答えを求めることができます。

正しい計算ができるように、繰り返し練習をしてみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」