【千葉の酪農家さんが偏愛】牛乳から「チッコカタメターノ」作ろう！カッテージチーズ風で牛乳大量消費に

管理栄養士のともゆみです。「チッコカタメターノ」、このインパクトのある奇妙な名前、実は千葉の郷土料理なんですって。千葉の酪農家さんが食べている牛乳から作るカッテージチーズのようなものだそうです。簡単に作れて牛乳の消費にピッタリとのことで、試してみることに。全農広報部公式Xで見つけましたよ。せっかくなので、トマトとバジルでおしゃれに仕上げたいと思います。

Xでの全農広報部公式アカウント『日本の食を味わう』では、「みなさんのごはんがちょっと楽しくなることを目指してつぶやいる」のだそうで、すごく簡単に作れる料理やおいしい食べ方、商品紹介などさまざまな食にまつわることを配信しています。軽い口調で書かれていて、友人に「これ、おいしいよ」と言われている気分になります。

今日は、その中から「チッコカタメターノ」という、聞いたことがない名前の料理を作ってみたいと思います。牛乳からカッテージチーズのようなものが出来上がるんだそう。

「チッコカタメターノ」を作ってみた！

【材料】
牛乳…500ml
酢…大さじ2

【作り方】
1. 鍋に牛乳を入れて中火にかけます。

2. 沸騰直前で火から下ろし、酢を入れて素早く混ぜます。

3. ボウルにザルを入れ、その上にキッチンペーパーを敷きます。そこに2を入れます。

4. 水気が切れたら完成です。5分ほど放置しました。

ちょっと食べてみます。
あ、おいしい。さっぱりしていますがクリーミーさもあります。ちょっと緩いカッテージチーズですね。味はカッテージチーズそっくり。区別がつかないかも。

せっかくなので、トマトとバジルでおしゃれサラダを作ります。

「チッコカタメターノのおしゃれサラダ」も作ってみた！

【作り方】
1. 皿に4つに切った中玉トマト2個と生バジルの葉適量を盛り付け、「チッコカタメターノ」を適量散らします。

2. 1に手作りドレッシング（酢小さじ1/2、塩少々、オリーブオイル大さじ2を少しずつ入れてよく混ぜたもの）をかけます。

出来上がりです。

それではいただきます。

これ好き♡いくらでも食べられそう。トマトの酸味とバジルの爽やかさがクリーミーでまろやかな「チッコカタメターノ」とよく合います。そのまま食べたときよりもクリーミーさと甘さが際立ちますね。とてもおいしいです。フレンチドレッシングとも相性がいいですね。簡単に作れるし、おいしいのでとっても気に入りました。

牛乳に酢を入れると固まるのはなぜ？

牛乳のたんぱく質にはカゼインという成分が多く含まれています。このカゼインはお互いに反発する特徴があるため、通常はカゼイン同士はくっつくことなく分散しています。そこへお酢のような酸性のものが入ると、反発し合っていたものが不安定な状態になり、カゼイン同士がくっつき、脂肪を抱き込んで固まるという仕組み。

水切りをしたあとの液体をホエーと言います。

ホエーにもたんぱく質、ミネラル、ビタミンなどが含まれているため、捨てずに、砂糖とレモンなどで調味してドリンクにしてみてはいかがでしょうか。

わざわざカッテージチーズを買いに行かなくても、家にいつでもある牛乳で作れるのがいいですね。まろやかでクリーミー。「もし牛乳が余ったら」じゃなくても積極的に作りたい味わいです。夏に似合いそうなので、これからの季節に活躍しますね。

参考web：
たんぱく質のふしぎ 牛乳と酢でカッテージチーズを作ろう！｜わくわく！おうちでふしぎ実験をしよう！｜明治の食育｜株式会社 明治 - Meiji Co., Ltd.
https://www.meiji.co.jp/meiji-shokuiku/homework/experiment/cottagecheese/