2025年6月11日はいて座の満月“ストロベリームーン”──モノやお金についてベストな選択ができるとき

「願う」よりも「感じる」よりも、「考える」満月に

6月11日の夕方、いて座で満月が起こります。6月の満月は、アメリカ先住民の間で「ストロベリームーン」と呼ばれているのだそう。といっても、月がいちごのような色に見えるわけではありません。この時期がいちごの収穫月であることに由来しているのですね。鈴なりのいちごはさぞかし、胸が高鳴る光景であったことでしょう。

ストロベリームーンは、「恋が叶う満月」などと言われることもあります。いて座の満月では、太陽はホロスコープの対岸であるふたご座に滞在しています。ふたご座―いて座ラインは、「思考」を意味する組み合わせで、満月は「完成」の意味合いがあります。思考の完成、つまり自分の願望や愛することへのスタンスなどを明確にすることで、ご縁はつながりやすくなるのかもしれません。

自分を飛躍の軌道に乗せる

満月は「物事が満ち、振り返りと調整を行うタイミング」。今回は特に、「物質」「金銭」についての理想がはっきりと固まってくる人はとても多いだろうと思います。モノにせよお金にせよ、「たくさんあればあるほどいい」というほど、単純な話ではありません。モノを持てばそれに縛られますし、稼げれば満足できるわけではありません。所有をやめてシェアリングサービスにシフトしたり、やりがいを感じられる稼ぎ方にシフトしたりといった調整は、ベストな選択ができそうです。もっと自由に、もっと身軽になれるビジョンを描けるといいですね。

そして見直しという点では、「お金をどう使うか」についても、この満月ではいい判断ができそうです。自分をさらなる飛躍の軌道に乗せる方向で、調整していけるからです。ちょっと欲張りに──いえ、思い切り振り切った、大きい理想を描くくらいが、この時期はちょうどいいだろうと思います。満月にはしし座に滞在している火星が、調和の角度をとっています。火星は情熱の星。自分の望みにとことんまっすぐになってこそ、勢いが生まれるでしょう。

目標は、高ければ高いほど良い

スキルアップも、この満月でクローズアップされるテーマのひとつです。ここ最近の仕事で「これを身につけておけば、強みになる」と思ったスキルはありますか。ここでいう「強み」というのは、「より自由に働ける」「できることの幅が広がる」「今よりもっと広い世界で活躍できる」といったあたりのことを想像してください。昨今は副業OKの企業も増え、ワークスタイルはかつてより随分、自由になりました。リモートでできる仕事も増えましたね。「今、ここ」に甘んじることなく、大きな夢を描いてみるといいでしょう。理想も目標も、高ければ高いほどつかめるチャンスも増えます。もちろん相応の努力は必要ではありますが、不安や不満から「このスキルを身に着けなければ」と自分に強いても、いいことはありません。むしろ、「これから先には、きっといいことが待ち受けているはずだ」とワクワクしてくることが、あなたと運の後押しとなるのだろうと思います。

＜今回の満月でやってみるといいこと＞

・ファッションで「冒険」してみる

・ワンランク上のものを食べる

・首周りをスッキリさせるストレッチ

・胸をはって、遠くを眺める

Profile

真木あかり（まき あかり）

占い師。学習院大学卒業後、フリーライターなどを経て占いの道に。『タロットであの人の気持ちがわかる本』（説話社）や女性誌での連載など、著書・連載・アプリ監修多数。占星術や四柱推命で運命を紐解き、人が自分の人生をより良く生きるためのアドバイスを行っている。

http://makiakari.hatenablog.com/

Text: Akari Maki Editor: Mayumi Numao

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