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整体通いでご機嫌かと思いきや──夫の笑顔の裏に隠された『信じがたい不倫劇』に妻、絶句

  • 2025.6.3

「最近、整体に通い出したら体がラクになるんだよ」と週に一度の通院を楽しみにしていた夫・直樹さん(仮名)。このところ忙しく、疲れがたまっていた様子だったので、妻・Mさんとしては少し安心していたのです。ところが義妹の何気ないひと言が、夫の嘘の扉を開きました……。これは、筆者の友人Mさんが体験した裏切りの物語です。

画像: 整体通いでご機嫌かと思いきや──夫の笑顔の裏に隠された『信じがたい不倫劇』に妻、絶句

「ラクになるんだよ」と笑う夫

「体がバキバキでさ、整体に通いはじめたんだ。行くとすごくラクになるんだよ」
夫がそう言い出したのは最近のことでした。

たしかにこのところ忙しく、帰宅するとソファでぐったりしている日が続いていました。疲れているせいか、夫婦の会話も減っていて、何を話してもどこか上の空に見えました。

「整体ってどこに行ってるの? 整体の日はずいぶん遅いけど……」とMさんが聞くと、
「会社から行きやすいところ。人気でさ、深夜までやってて助かるんだよ」と笑って答えました。

週に一度、帰宅が遅くなる日が決まっていて「残業の後にも行けるから、そこそこ遅くなる」という話でした。

整体帰りの夫は機嫌がよく、ごはんも進む。その変化に、私も素直にほっとしていたのです。

ちょっとした会話でも笑い合えるようになりました。
そんな日々が続いて「やっぱり体のメンテナンスって大事なんだね」なんて、夫婦で笑いながら話していたのです。

義妹の“ひと言”

夫は見た目にも変化がありました。表情が明るくなり、肌ツヤも良くなって、笑い合う時間も増えていったのです。

そんなある日、Mさんは義母の様子を見に義実家へ行くと、台所でお茶をいれていた義妹の真理子(仮名)さんがふいに言いました。

「この前ね、久しぶりに由美(仮名)から連絡が来て、“最近、直樹くんと仲良しだよ〜”って言ってたよ」

「え? 仲良しって……どういう意味?」Mさんが問い返すと

「たまたま会ったんだって。職場、近いのかもね」と笑って返されました。

由美といえば、義実家を含め、私たち夫婦の共通の知人。そんなに親しいとは聞いたことがありませんでした。胸の奥に小さな違和感が広がりました。

俺のスマホ

その日は土曜日。「今日は休日出勤」と言って夫はゆっくり支度をしていました。

ラフな服装だけど髪はいつもより念入りにセットしていて
「今日は整体だから遅くなるよ。たまには、そっちも家事さぼってゆっくりして」と言いながら靴を履いていました。

「忘れ物ない?」と声をかけると、
「あっ! 俺のスマホ……カウンターかな?」
「いいよ、取ってくる」そう言って小走りでリビングへ。

カウンターに置きっぱなしの夫のスマホを手に取ると、画面に通知が浮かんでいました。

差出人は「美由整体院」——
その下には「今夜は楽しみにしてるね」の文字。

お仕事、どうだったの?

手が震えました。心臓が跳ねるように脈打ち、画面を見つめたまま固まりました。
“みよし”……いや、“由美”。そう気づいた瞬間、背筋が冷たくなりました。

その夜、夫はご機嫌で帰宅。「ただいま〜」と軽い声。
「お仕事、どうだったの?」と聞くと、夫はにこにこしながら言いました。

「いや〜、今日もめちゃくちゃほぐれたよ〜」
——ん? ほぐれたよ? 私が聞いたのは“仕事”でしょ。なぜそんなに楽しそうに話せるの? Mさんは心の中で突っ込みました。

怒りと疑いが交差して、思わず声が震えました。
「美由(みよし)整体があれば休日出勤も余裕ですね! あれ、由美(ゆみ)整体だったっけ?」

「なんで名前」と、夫の声がわずかに震えています。

すかさず、Mさんが矢継ぎ早に言いました。
「ねぇ、整体って嘘でしょ。由美でしょ?」

夫は真っ青な顔で、おでこにはうっすら汗がにじんでいました。
「ごめん、軽い気持ちだったんだよ」と、うつむきながら小さく答えました。

「どういうこと? 説明しなさいよ!」

誰も幸せにしない

問い詰めた結果、整体は嘘で、由美さんと不倫していたことが判明。しかも由美さんも既婚者。双方から慰謝料が発生し、関係は泥沼化しました。

夫は「軽い気持ちだった」と釈明しましたが、Mさんの信頼はもう戻りませんでした。

「整体で“ほぐれた”なんて、よくそんな嘘を平気で言えたなって……今でも信じられません」

そう語るMさんは、今もまだ夫と同じ家で暮らしています。でも気持ちは前のようには戻らないそうです。

夫と笑い合ったあの時間も、嘘だったのか、Mさんはまだ、答えを出せずにいるようです。

【体験者:30代・会社員、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:神野まみ
フリーランスのWEBライター・コラムニスト。地域情報誌や女性向けWEBメディアでの執筆経験を活かし、医療・健康、人間関係のコラム、マーケティングなど幅広い分野で活動している。家族やママ友のトラブル経験を原点とし、「誰にも言えない本音を届けたい」という想いで執筆を開始。実体験をもとにしたフィールドワークやヒアリング、SNSや専門家取材、公的機関の情報などを通じて信頼性の高い情報源からリアルな声を集めている。女性向けメディアで連載や寄稿を行い、noteでは実話をもとにしたコラムやストーリーを発信中。

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