主人公への“最期のメッセージ”に視聴者から反響続々「圧巻」「めっちゃ号泣」　話題の朝ドラ『あんぱん』【１週間見どころ解説】

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』は、第16週「面白がって生きえ」が放送中。のぶ（今田美桜）と嵩（北村匠海）が取材した記事が評価を受ける一方で、釜次（吉田鋼太郎）の体調が悪いという知らせが届き…。各話の見どころと、次回のあらすじを視聴者の声と共に紹介していく。

※以下本文には放送内容が含まれます。

嬉しい再会

東京出張の最終日。のぶと嵩は、ついに“ガード下の女王”こと薪鉄子（戸田恵子）を見つけ出す。鉄子が向かった先は、助けを求める女性たちが集まる雑居ビルだった。

そこへ乱暴な男たちが現れ、のぶはカメラを構えて果敢に立ち向かう。間一髪で警察が駆けつけ、騒ぎは収束する。騒動の後、鉄子はのぶにある言葉を残し、その場を去る。帰り道、子どもにカメラを奪われたのぶが追いかけていくと、かつての戦友・八木（妻夫木聡）と思いがけず再会する。

身寄りのない子どもたちに食糧を配り、本を読み聞かせる八木の姿に、視聴者からは「八木さんほんとに素敵な人！！ 心が洗われました」「変わり者は健在」など、反響が上がっていた。

人の心をつかむ記事

嵩は、のぶとともに八木への取材を申し込むが、にべもなく断られる。それでものぶはあきらめず、周囲の証言を集めながら取材を進めていく。高知に戻ったのぶは早速、八木に関する原稿を書き上げるが、東海林（津田健次郎）からは鉄子の記述がないと厳しく指摘される。

しかし、のぶは、今伝えるべき記事は彼のような隠れた善意の人のことではないか、と東海林に訴える。嵩も「断固、ボツにしないでください」「この記事は人の心をつかみます」と言い、記事化することを許される。

視聴者からは「嵩が勇気を出せるのはのぶちゃんに関してだけのような気がする」「今週の嵩はカッコいいぞー！」「ここ数日カッコいい」など、嵩の行動に注目が集まっている。

もし、戦争がなかったら

最新号がなんとか刊行された2日後、編集部に鉄子から電話がかかってくる。受けた東海林は、ひとり黙って考え込んでいた。鉄子の怒りを案じたのぶは、慌てて謝罪の言葉を伝えるが、返ってきたのは意外な言葉だった。電話の内容は、記事に心打たれた鉄子が、のぶを引き抜きたいという内容だったのだ。

その夜、東海林は嵩たちと屋台で酒を酌み交わしながら、編集長としてどうすべきか思い悩んでいた。

のぶもまた、メイコ（原菜乃華）に鉄子の話を打ち明ける。東京に行くつもりはないと口にするのぶに、メイコは「戦争がなかったら、うちら、どうなっちょったろうか」と、想像してみる。 そして、のぶは「きっと、まだ間に合う…どんな自分になりたかったか、必死に考えてみようや。うちらあの夢を取り返すがやき」と言い、勇気づける。

釜次の最後の想い

釜次を心配し、のぶたちは朝田家を訪れる。元気そうにふるまう釜次を囲みながら、のぶは鉄子のことを家族に語る。すると釜次から「本当はどうしたいんだ」と問われ、のぶは返答に詰まる。

その後、嵩が見舞いに現れ、釜次は彼の漫画を「面白い」と評す。のぶは嵩に漫画を描いてほしいと頭を下げる。嵩が描いた漫画を読み、釜次をはじめ、皆笑顔に包まれたのだった。

夕暮れ時、釜次は亡き息子・結太郎（加瀬亮）の帽子を手にしながら、自分の代で、石屋を畳む決意を明かす。「この家に縛られたらいかんぞ。おまんらも、面白がって生きえ」と、のぶたちに語りかけ、「女子（おなご）も、いや、女子こそ大志を抱きや」と強い思いを語った。

さらに、のぶに「おまんを待ちゆう人がおったら、そこに向こうて走れ」「のぶはそういう子じゃ」と背中を押し、のぶは「うち、釜じいの孫でよかった。最高じゃ」と涙ぐんだ。

死が迫る釜次と家族のあたたかいシーンに、SNSでは「後押しする言葉は心に沁みた」「圧巻の最期」「もう一度ヤムさんとの掛け合いも見たかったな」「めっちゃ号泣してしまった」と視聴者の感想が続々と集まっている。

次回・のぶの決意

釜次の葬儀がしめやかに執り行われる中、6年ぶりに草吉（阿部サダヲ）が姿を現す。「またあんぱんが食べたい」と言うのぶたちに、草吉は首を横に振る。その夜、窯に触れながら釜次を思い返す草吉の姿があった。翌朝、草吉は姿を消していた。のぶが出社すると、東海林から思いがけない言葉をかけられる。そして数日後、のぶは羽多子（江口のりこ）や嵩たちに、ある決意を語り始める。

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連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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