1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. “寝ても疲れが取れない”は寝具のせい!? 快眠プロに聞いた失敗しない寝具の選び方【体験レポ】

“寝ても疲れが取れない”は寝具のせい!? 快眠プロに聞いた失敗しない寝具の選び方【体験レポ】

  • 2025.5.16

最近、「寝ても疲れがとれない…」「朝起きると肩がバキバキ」なんてことが増えてきた私。

アラサーだし、年齢的なものかな?なんて思いつつ、もしかして寝具が合ってないのかも?と思い立ち、フランスベッドの睡眠のプロ=スリープアドバイザーに相談してみることにしました!

訪れたのは、赤坂にあるフランスベッドのショールーム。なんと、体の凹凸や姿勢から“自分に合った寝具”をアドバイスしてもらえるとのこと!

ドキドキしながら、自分の眠りと本気で向き合ってみました♡

「自分の寝姿勢」が数値でわかるって、ちょっと感動。

まずは、マットレス選びの指標になる“寝姿勢”を測定してもらいました。

正しい寝姿勢=立った時の姿勢って知ってた?

測定するのはこの機械。

寝転がって測定するのかと思いきや、立ち姿を測定するんだそうです!

その理由は、正しい寝姿勢=立った時の姿勢だから。

フランスベッドのスリープ研究センターが開発した「寝姿勢測定機」は、後頭部から首、背中、腰、臀部までのバックライン、および身長・体重、寝姿勢(仰向け寝・横向き寝)からコンピュ―タが瞬時に自動測定し、理想的な寝姿勢になるマットレスの硬さと枕の高さを割り出してくれます。

早速機械についているモニターに、性別、年齢、睡眠姿勢、今までの寝具、まくらの硬さを入力し、機械の前に立ちます。

※サンプル画像です。

すると後ろから棒が延びてきて、わたしの後ろのカーブをこんな感じにかたどってくれました!なんだか抜け殻みたいで面白い…(笑)

測定でわかる数値は「60」「80」「100」の3タイプ

※サンプル画像です。

気になる測定の結果は…「60」という数値で、“やわらかめ”のマットレスが向いているとのこと。

結果はこのほかに

「80」…普通

「100」…硬め

があって、それぞれに該当するマットレスから、好みの硬さをさらに探していきます。

正直、数値って言われてもピンときませんでしたが(笑)、これ、なんと5万件以上のデータをもとにした信頼性の高い測定なんだそう!

女性は体に凹凸が多いから、“やわらかめ”に出る人が多いんだとか。寝具って「感覚」で選びがちですが、こうやって“理屈で合ってる”と教えてもらえるとすごく安心感があります。

しかも、寝姿勢は日々の疲れ方や肩こり、腰痛とも密接に関係しているとのことで、

この測定、もっと早く知りたかった…!

「最近の枕って、すごい進化してる…!」

そして、地味に感動したのが「今どきの枕」の進化っぷり。今日は2つの枕をお試しさせてもらいました。

フランスベッド一番人気のLTショルダーフィットピロー

この枕は、中央がくぼんでいて、仰向けにも横向きにも対応できるデザイン。

あおむけに寝るときはくぼみに頭がしっかりおさまる設計で、寝返りして横向きになると、頭の位置が中央のくぼみから左右に動くので、くぼみよりもちょっと高いところに頭がきます。これが、肩が下になったときの高さとフィットするんです!

さらに、中に高さ調整用のシートが入っていて、自分に合う高さに調整できるのもすごく便利!

このシートのおかげで、3段階の高さ調節が自分でもできます。

このシートは、三次元スプリング構造体という素材で、通気性や湿気発散に優れているそう。水洗いもOKな素材とのことで、中のシートをシャワーで洗って、陰干しができるので、清潔に使えるのも嬉しいですよね。

この枕は、上から枕カバーをかけても効果が変わることはないそう。

さらに、枕は3年を目安に買い替えるべきだそうです。長期間使うことで素材が劣化し、寝心地に影響が出るからだとか。

……今使っている枕はもうそろそろ3年たつので、真剣に買い替えを考えています(笑)。

夏にぴったり!涼感タイプのズカンピロー<ZUKAN PILLOW>

もうひとつびっくりな枕をみせてもらいました!

それが、ズカンピロー。ズカンピローは特に夏にぴったりの枕で、暑い時期でも快適に眠れるように設計されています。

独自の放熱テクノロジーにより、一般的な枕と比べて表面温度を 2.6℃低く保つ涼感タイプ。接触冷感ではないので、ひんやり感が持続するんです!

質の良い眠りの条件と言われている「頭寒足熱(ずかんそくねつ)」を自然にかなえてくれます。

これからの季節、蒸し暑くなる夜でも、ズカンピローなら眠りやすく、気持ちよく眠れそうですね。

ここでちょっとした疑問が。

枕を変えても肩こりが改善しなかった私。その理由を聞いてみると、枕とマットレスの相性が良くないかも…!との一言が!

ついつい枕は高さだけを気にしちゃいますが、マットレスの硬さによって体の沈み方が変わるので、枕の高さも変わってくるんですって!

なのでマットレスを買い替えるときは、枕も一緒に買い替えるのがベストだそう。

枕だけを変えたいというときは、今使っているマットレスがどこのメーカーのどの商品かを調べてからお店に行くと、スリープアドバイザーさんがそれに合わせて枕をセレクトしてくれます♡

「上にかけるもの」で、眠りの快適さが変わる!?&寝具のお手入れ方法にも秘密が!

もうひとつ、印象的だったのが“上にかける寝具”の選び方。

こちらもスリープアドバイザーさんにいろいろ教えてもらいました!

夏でも冬でも羽毛布団しか勝たん!

「毛布をかけていると、実はその重さが体に負担になってしまうこともあるんですよ」とのアドバイス。

理想は、軽くてあたたかい羽毛布団のみ。基本的に毛布はなしでOKとのことですが、毛布を使用する場合は、羽毛布団の上にかけると羽毛布団の機能を損なわずに寝られるそうです。

最近の羽毛布団はすごく進化していて、縫製技術が進歩しているから、従来の羽毛布団よりも暑いと膨らみが抑えられ、乾燥するとふっくらするという調温機能がより顕著になっているそう。

こんなふうに、2枚あわせると冬用、1枚だけだと夏用と1つの商品で1年をカバーしてくれる商品もありました!

羽毛布団とマットレスの正しいお手入れ方法も教えてもらいました!

お手入れ方法も教えてもらったのですが、羽毛布団って実は、外に干す必要はないんですって!

特に高級羽毛布団に使われているのはアヒルやガチョウなどの水鳥の羽で、その羽には水をはじく油膜が自然にあるんだそう。日光に当てることでその油膜が抜けてしまうから、陰干しが推奨されているんだそうです。。

さらにさらに、マットレスの上には敷布団を敷くのではなく、汗を吸ってくれるベッドパッドを敷くのが正解。その上にシーツをかけて使うのがベストなんだとか!

そんなマットレスは、これからの季節湿気が気になりますよね…。

お手入れについて伺ったところ、マットレスは湿気を自然に発散しやすい構造になっているので、和布団のように干す必要はないそうです。

できれば3か月に一度、上下(両面仕様であればそれに加えて表裏)を入れ替えることで、へたりを防ぐこともできるとのこと!

最後に。思い切って相談してみてよかった!

今回の体験で感じたのは、「なんとなく不調」の正体が、実は“寝具との相性”だったのかもということ。

寝返りのしやすさ、首の安定感、重すぎない掛け布団…。

ほんの少しの“選び方の違い”が、翌朝のコンディションに直結しているんですね。

スリープアドバイザーさんの話を聞きながら、「自分に合う寝具」を選ぶって、自分を大事にすることなのかもと思いました。

同じように「寝ても疲れがとれない」と悩んでいる人がいたら、一度こういう“プロの視点”に触れてみるのもおすすめです!

【今回伺ったのは…】

フランスベッド 赤坂ショールーム

〒107-0052 東京都港区赤坂3-3-5 住友生命山王ビル1F ※事前の予約が必要です。

https://interior.francebed.co.jp/showroom/detail.php?omn=30&ou=2

Antil : Mika Sato

※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

元記事で読む
の記事をもっとみる