結婚相談所は男女とも「売れ残り」ばかり！？入って大丈夫？ パートナー選びで大事なことについても

結婚相談所＝ネガティブイメージは間違い！

「結婚相談所って、売れ残りしかいないんでしょ？」そんなウワサを見かけて、不安になっていませんか？でも実はそれ、まったくの誤解です！ 真剣に結婚を考える人たちが集まる結婚相談所には、かわいい人も魅力的な人もいます。今回は“結婚相談所＝ブスばかり”というネガティブなイメージの真相を探りつつ、婚活のリアルをお届けします。

「結婚相談所って正直なんか怖いな……」と不安に思う気持ち、きっと多くの女性が抱くと思います。また「結婚相談所に入会するのは、恋愛でうまくいかない人の最後の手段」のようなイメージが、まだまだ強くあるのかもしれません。しかし、実際の結婚相談所では実態は異なります。

結婚相談所の大手であるIBJでは、会員のデータを公開しています。全会員は2025年3月の時点で9万6449人所属している、有名な結婚相談所です。2025年1月1日時点では、会員女性は29歳までが20.1%、30〜34歳が39.7%と20代〜30代前半が会員のボリュームゾーンとなっています。さらに女性の平均年収は400〜600万円が46.6%（2025年1月1日時点）と、民間企業給与所得者（国税庁）の平均年収である316万円を上回る年収の女性が会員であることが分かります。大卒割合も71.0%（2025年1月1日時点）と、職業、学歴ともにしっかりした経歴の優秀な女性が会員として所属しているのです。

また、結婚相談所の株式会社ナレソメでは、婚活女性の顔写真を公開しています。結婚相談所ナレソメ予備校の卒業生（＝成婚退会した人）は、いずれも美女ばかり。実際に、株式会社ナレソメが2024年9月、男性112名に対して実施したアンケートでも、およそ73%の人が「結婚相談所にはマッチングアプリより美人が多い」と回答していました。この事実からも、美人たちも結婚相談所を利用して婚活していることが分かります。

このように、結婚相談所では「仕事ができて優秀な美しい女性」が婚活していることが実態として浮き彫りになりました。どうやら「売れ残り」というイメージは、実際に利用したことのない人が勝手に抱いているだけのようです。

もしくは、理想が高すぎて上手くいかなかった人が、八つ当たりのように発信しているだけなのかもしれません。結婚相談所は、真剣にパートナーを探している人が集まる場所。だからこそ、表面的なウワサではなく、自分の目で確かめることが大切です。

婚活に容姿は最重要では無い理由

第一印象で「かわいい」「かっこいい」と思えるかどうかは大事な判断材料でしょう。しかし、結婚相手を探す場では、容姿だけを決め手にするのは要注意です。

結婚とは、生活を共にすること。楽しいことだけではなく、人生のあらゆる苦難を一緒に乗り越えていけるパートナーを得ることです。外見だけで選んでしまい、内面をまったく気にしなかった結果、「価値観の相違」で別れてしまうことは少なくありません。

また、いくら自分の容姿に自信があっても「高収入・高学歴・イケメンがいい」と理想を詰め込んでしまうと、なかなか結婚が成立しないことも。婚活は、“完璧な誰かを探す”のではなく、“価値観や未来を共有できる相手”と出会うための活動だと言えます。

こうした活動に、見た目の努力がプラスに働くことはあります。ファッションやメイク、写真の写り方ひとつでも印象は変わるからです。しかし、容姿だけで結婚できるわけではありません。自分自身の内面を磨くことで、成婚率はぐっと上昇します。

結婚相談所を早く卒業するためには

「結婚相談所では長く活動しないと結婚できない……」なんてことはありません。むしろ、スムーズに成婚する人には共通点があります。それは、「素直に行動すること」「条件の幅を広げること」「自分磨きを怠らないこと」。

例えば、「年収800万以上じゃないとムリ」「身長は175cm以上ないと」と頑なに譲れない条件を持っていた女性が、婚活カウンセラーさんの助言で条件を“価値観が合う人”にシフトしたところ、あっという間に相性の良い男性と交際がスタート。その後、半年で成婚退会し他という事例もありました。

また、「お見合いは相手から申し込まれるもの」と思っていた人が、自分から積極的に申込みをすることで、出会いの数が増え、成婚退会へのスピードが早まるケースもあります。待っているだけでは婚活はなかなか前に進まない点は、覚えておきましょう。婚活がうまくいかない人は、気づけば「選ばれること」ばかり考えてしまいがちです。しかし、結婚は“ふたりで選び合うもの”。だからこそ、自分から動くことが成功のカギなんです。

【まとめ】結婚相談所には、かわいい人もいれば普通の人もいる。恋愛経験が少ない人や仕事をがんばってきた人など、いろんなタイプの女性が真剣に活動しています。そして、婚活においていちばん大切なのは、見た目の良し悪しではなく「どんな未来を一緒に歩んでいけるか」という価値観の一致です。条件やスペックにとらわれすぎず、自分に合った人を見つけていきましょう。

（おおしまりえ）