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「彼氏いないの?」がうざったい! 勢いで「結婚しない」と宣言したものの…!? 婚活圧に反発した男女2人の1年後【作者に聞く】

  • 2026.3.6
周囲からの結婚の圧力にうんざりしていた吉田と佐々木。二人は酔った勢いで「結婚しない同盟」を結成した。 桜月(@k_sakurazuki)
周囲からの結婚の圧力にうんざりしていた吉田と佐々木。二人は酔った勢いで「結婚しない同盟」を結成した。 桜月(@k_sakurazuki)

「私は彼氏なんていなくていいし、結婚も興味ないの!!」「1人が楽しいの!!」。仕事帰りの公園で、吉田は感情を爆発させていた。昼間、同僚たちから「えー彼氏いないの?寂しくない?」「今度合コンしましょう」「婚活するなら20代のうちだって!」と矢継ぎ早に言われ、哀れむような視線まで向けられた。その鬱屈が、一気にあふれ出したのだ。

ため息の再会と“独身防衛協定”

価値観は人それぞれなのだが…? 桜月(@k_sakurazuki)
価値観は人それぞれなのだが…? 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P002 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P002 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P003 桜月(@k_sakurazuki)
結婚しない同盟_P003 桜月(@k_sakurazuki)

公園で大きなため息をついていたのは、吉田だけではなかった。隣で同じように肩を落としていた男性と目が合い、「あー!!」と声を上げる。中学の同級生・佐々木だった。彼もまた飲み会で「さっさと結婚しろ」と集中攻撃を受け、うんざりしていたところだった。

傷をなめ合うように始まった会話は、やがて勢いに任せた宣言へと変わる。「結婚しない同盟」を結ぼう、と。こうして2人は、互いの有意義な独身生活を語り合う仲になる。しかし時間は残酷だ。1年後、その関係に微妙な揺らぎが生まれる。好きなのに「結婚しない」と言ってしまった。撤回できない誓いが、心をじわじわ締めつける——。

「誰も死なない漫画を描きたかった」

本作『結婚しない同盟』は、桜月(@k_sakurazuki)さんによるSNS発の作品。制作のきっかけについて桜月さんは率直に語る。「実は『完璧な夫 完璧な妻』を描いているときに父方の祖父が他界しまして…。とてもつらかったので、誰も死なないただ楽しいだけの漫画を描きたいと思って描き始めました」。前作は夫婦が互いに秘密を抱えたまま生活する少しダークな物語。その反動として生まれたのが、本作である。

当初の構想は別の形だったという。「最初の構想では“ノリで結婚しちゃってどうしよう…”みたいなお話で考えていたのですが、逆に“結婚しないって言っちゃったけど本当は好きなのにどうしよう…”の方がわちゃわちゃできて楽しいかなと思って今の形になりました」。結果として誕生したのは、こじらせ大人の両片思いコメディ。笑えるのに、胸が少し痛い。

独身宣言の裏で揺れる本音

本作の魅力は、男女それぞれの目線で描かれる心理描写にある。趣味の世界を爆走してきた2人が、互いの世界を理解しようと努力する姿はいじらしい。強がりの裏にある本音が、ページの隙間からこぼれ落ちる。

「結婚しない」と叫んだ夜。それは本当に結婚を拒む宣言だったのか、それとも自分を守るための鎧だったのか——。勢いで結んだ“独身防衛協定”は、やがて心の防波堤を崩していく。

取材協力:桜月(@k_sakurazuki)

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