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【日比谷公園】「ヒビヤアートパーク2025-訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」を見に行こう!

  • 2025.5.11

日比谷公園、花と光に包まれた野外ミュージアム

東京都は四季を通じて公園の新しい楽しみ方を演出し提供する「花と光のムーブメント」を実施しています。 日比谷公園では昨年に続き「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」[2025年4月25日(金)~5月25日(日)]が開催中です。

季節の花と初夏の光に包まれた野外ミュージアムで大規模なアートインスタレーションが展開されています。 新しいアート体験に出会える1ヶ月の始まりに早速足を運んで来ました。(日比谷公園への入場は無料です。)

出典:リビング東京Web

小金沢健人+西畠清順 《Forest for Momentum(流れを生む森)》 2025 第一花壇 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

Park×Art 日比谷から始まる新しい公園のかたちを体験!

本展は、会期を2つに分けて開催されます。

第1期は、パブリックアートを中心とした「Transformed Composition -組み合わせと見立てで遊ぶ-」(4月25日(金)~5月11日(日))を開催。 公園内の各所でアートインスタレーションが展開されています。

第2期は「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」(5月17日(土)~5月25日(日))としてパフォーミングアーツに焦点を当てた様々なプログラムを開催します。

今回は第1期を見て来ました。日比谷公園内の作品はどこから見てもOK。ご家族で公園に散策がてら気軽にアート体験ができます。

第1期「Transformed Composition -組み合わせと見立てで遊ぶ-」のアートインスタレーション

タイトルにある「組み合わせと見立てで遊ぶ」について本展キュレーターの山峰潤也氏は 「子どもの頃に触れる積み木遊び 組み合わせによって家や車になっていく」「そこには「見立て」の源流が流れています。」と語ります。(本展HPより抜粋)

枯山水など日本の伝統的な庭園の作庭にも「見立て」の技術は使われています。 本展では「見立て」と現代美術とのコラボレーションにより、素材として使われた物に作者の創意が加わり、新たな意味や価値を生み出してゆく作品に出会うことができました。

心字池にそっと触れるような《やさしい手》

災害現場や土木工事現場で目にする機会も多いブルーシートの皮膚を纏った巨大な《やさしい手》。 作者の久保寛子氏は弥勒菩薩、古代エジプトのヌト神、赤子の手などを参考にしたそうです。

ブルーシートの手は、自然の脅威を前にした人間の強さと脆さ、破壊と再生のシンボルでもある、としています。 天空から心字池にそっと触れるように降ろされた手は、みほとけの救いの手のようにも見えます。

出典:リビング東京Web

久保寛子 《やさしい手》 2025 心字池 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

だれでもピンポン《Hibiya Ping Pong Platz》

日比谷公会堂の前のにれのき広場に置かれたオリジナル卓球台《Hibiya Ping Pong Platz》(ジャコモ・ザガネッリ)は、本展のためにデザインされたものだそうです。会期中は、だれでもピンポンをすることが出来る参加型の作品です。

出典:リビング東京Web

ジャコモ・ザガネッリ 《Hibiya Ping Pong Platz》 2025 にれのき広場 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

カラフルな《巣の構造》

本展のために制作された鳥の巣を思わせる彫像《巣の構造》。 雲形池の《鶴の噴水》を囲むように作られた作品は、使い古された車のパーツなどの金属を、紙やフェルトなどを繭の形にした物体と組み合わせるアッサンブラージュの手法を用いているそうです。 カラフルな新しい巣の中で水を吹き出す鶴も作品と一体となっているようです。

出典:リビング東京Web

宮崎啓太 《巣の構造》 2025 雲形池 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

再生する女神《ハイヌウェレの彫像》

大地に横たわる全長約20mの巨大な女神の彫像は、世界各地に見られる「ハイヌウェレ型」と呼ばれる食物起源神話をイメージしたものだそうです。 死んだ神の身体からやがて芽吹いた作物が育ち人間の命を繋ぐ糧となったという神話をモチーフに女神の身体の周りには食用になる植物が植えられています。

本作は、展示準備期間中に参加者とともに作りあげるワークショップが開催されました。

会期中、彫像の表面に塗られた土は雨が降れば濡れて湿気を帯び、晴れれば乾燥してひび割れたりしたます。 また植えられた植物が育つのを見ることが出来る自然とのつながりを感じさせる作品です。

出典:リビング東京Web

久保寛子 《ハイヌウェレの彫像》 2025、植栽プランニング/コーディネイト 西畠清順 草地広場 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

出典:リビング東京Web

久保寛子 《ハイヌウェレの彫像》 2025、植栽プランニング/コーディネイト 西畠清順 草地広場 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

公園とアートの新しい楽しみ方、お天気で印象が変わるアート作品を楽しむ

本イベントのアンバサダーを務めるのはアート好きで知られる女優の山本美月さん(写真1列目中央)です。ご自身も絵を描かれる山本さんからは、日ごろのアートに親しんでいる様子や、本展への期待が語られました。

フォトセッションは、第一花壇のシュロを中心とした直径約28m の空間に作られたジャングル《Forest for Momentum(流れを生む森)》の前で。さまざまな植物が植えられた円形の植栽空間では、ミストや放水のパフォーマンスがあります。

日比谷公園で開催中の「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」は、5月25日(日)まで。 晴れの日や雨の日、曇りの日でアート作品の印象が変わる野外会場ならではの楽しみがあるかもしれません。 是非お出かけください。

出典:リビング東京Web

フォトセッション:山本美月さん(1列目中央)、出展アーティストの皆様、東京都他関係各位の皆様 背景作品:小金沢健人+西畠清順 《Forest for Momentum(流れを生む森)》 2025 第一花壇 日比谷公園 展示期間:~5月11日(日)まで

〇日比谷公園
住所:〒100-0012 東京都千代田区日比谷公園1-6
TEL:03-3501-6428(8:30~17:30 ※年末年始を除く)
開園日;常時開園 ※サービスセンター開所時間 8:30~17:30(年末年始を除く)
入場無料
交通:
東京メトロ丸ノ内線・千代田線「霞ヶ関」下車(B2)出口すぐ
東京メトロ日比谷線・千代田線・都営地下鉄三田線
「日比谷」下車(A10・A14)出口すぐ
東京メトロ有楽町線「桜田門」下車(出口5)徒歩5分
JR「有楽町」下車 徒歩8分
※日比谷公園で管理している駐車場はありません。近隣の駐車場をご利用ください。
*日比谷公園地下にコインパーキング
*日比谷自動車駐車場あり(有料)

〇「Hibiya Art Park 2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月-」
URL:https://www.tokyo-park.or.jp/special/2025art_hibiyapark/
主催:東京都(花と光のムーブメント)
会期:2025年4月25日(金)~5月25日(日)
会場:日比谷公園
入場無料
第1期「Transformed Composition 組み合わせと見立てで遊ぶ」
会期:2025年4月25日(金)~5月11日(日)
時間:9:00~22:00
第2期「“Play”ing Catch -集まり方の練習- 」
会期:2025年5月17日(土)~5月25日(日)
※気象災害等により、イベントや一部サービスを中止・休止・変更することがあります。
※来園前に「Hibiya Art Park 2025」HP、公式instagramにて最新情報をご確認ください。

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