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【MLB】「CY賞クラスだ」“4勝目”菅野智之にファン喝采、指揮官も称賛「投球術を完全に身に付けている」 8回途中1失点の快投劇

  • 2025.5.10
オリオールズ・菅野智之(C)Getty Images
SPREAD : オリオールズ・菅野智之(C)Getty Images

オリオールズ菅野智之投手が9日(日本時間10日)、敵地でのエンゼルス戦に先発。自己最長となる7回1/3を3安打1失点でまとめ、今季4勝目を挙げた。無四球で奪三振は5だった。試合は4-1でオリオールズが勝利し、連敗を5で止めた。試合の様子を地元放送局『MASN』など米複数メディアが伝えている。

■エンゼルス打線を手玉

メジャー8試合目の先発マウンドに上がった菅野は、1回、2回を三者凡退に打ち取る上々の滑り出し。3回1死からジョー・アデル外野手に中前打され、初めて走者を背負ったものの、後続を空振り三振、二飛に仕留めて切り抜けた。
その後も安定した投球を披露した菅野。7回に1点を失ったものの、メジャーでは自身初となる8回もマウンドへ。そして、先頭を二ゴロに打ち取ったところで、お役御免。二番手イェニエル・カノー投手にバトンを渡した。
自慢の制球力はこの日も健在。あらゆる球種でストライクを取り、エンゼルス打線を手玉に取った。結局、7回1/3を3安打1失点、無四球5三振でまとめ、チームトップとなる4勝目をマーク。93球中ストライク65球で、ストライク率69.9パーセントだった。防御率はア・リーグ10位の2.72となった。

■球団公式Xも「エグい」

この安定感あふれる投球に対して、ブランドン・ハイド監督は「彼は投球術を完全に身に付けている。ボールの緩急や動かし方が見事で、まったく予測がつかない。打者のタイミングを外し続けていた」と賛辞を贈った。
菅野は試合後、「チームがこうして苦しんでいる時、流れに乗れない時、(今日のような)いい仕事ができたのはうれしい。価値ある勝利だと思うし、これで勢いが付けばいい。皆が勝利を待ち望んでいたし、いい方向に向かうと思う」とチームの連敗阻止に貢献し、安堵の表情を浮かべた。
球団公式Xも思わず日本語で「エグい!」とつづった菅野の投球。SNS上ではファンも「球団は今すぐ彼と契約延長をしろ」「サイ・ヤング賞級の投球だ」などと発信し、大興奮だった。チームはア・リーグ東地区最下位に沈むが、ここまでは35歳オールドルーキーの投球が際立っている。

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