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【60代女子旅】別府から湯布院に日帰り旅行!由布岳を望む、絶景ドライブから始まる湯布院の旅は「亀の井別荘」「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」ほか見どころ

  • 2025.5.7

月刊誌『素敵なあの人』の公式ブロガーの日常を綴った素敵ブログ。
今回は、旅インフルエンサー・にいみりささんが、前回の別府旅行の際に立ち寄った、湯布院への日帰り旅をレポート!  


前回の別府旅の続きです。別府を朝出発し、湯布院へ――
自然に癒され、アートに心ふるえる、大人のためのドライブ旅を紹介します。
朝の湖畔で深呼吸をしたり、老舗旅館で四季の彩りを味わったり、現代建築の美術館で静かにアートと向き合ったり。 旅の締めくくりには、高台のホテルで、絶景を眺めながらのカフェタイムも。
慌ただしい日常から少し離れて、 「自分を大切にする時間」を過ごしてみたくなったら、ぜひ訪れてほしいルートです。 心ときめく大人の湯布院旅――
五感で感じたひとときを、5ページにわたってお届けします。

【1】由布岳を望む絶景ドライブ

― 車窓に広がる、豊後富士の雄大な姿と癒しの展望台
 
県道11号、湯布院へと向かうドライブの途中、目に飛び込んできたのは、堂々とそびえる由布岳。標高1,584メートルの双耳峰は「豊後富士」とも呼ばれています。途中の展望台「狭霧台(さぎりだい)」でほっと一息。標高約680mから由布院の町並みが眼下に広がります。まわりは由布岳。自然のエネルギーに包まれるような感覚になります。旅の始まりにふさわしい、絶景のひとときでした。

由布岳

【2】湖畔にたたずむカフェで、朝の静けさを味わう

― 金鱗湖のほとりで、心をととのえるひととき
 
湯布院に到着してまず向かったのは、金鱗湖。
湖に清水と温泉が流れ込んでいるため、年間を通じて水温が高いのが特徴です。朝は湖面から朝霧(湯気)が立ち上っていました。湖自体は、思ったよりもこぢんまり。ゆったり泳ぐ魚や水鳥たち、親子の白鷺の姿に、思わず見とれてしまいました。
湖のほとりにテラス月のカフェ「CAFE LA RUCHE(カフェ・ラ・リューシュ)」は、モーニングから人気のお店ですが、今回は朝食はいただかず、ショップをゆっくり覗いてみることに。焼きたてのパンや、センスのいいオリジナルグッズが並ぶ店内は、訪れるだけで気分が上がります。次回はここで、のんびり朝ごはんを楽しみたいな…と心にメモ。
カフェの2階にはギャラリースペースがあり、この日はナンシー関さんの作品展が開催中。
消しゴム版画で知られる彼女のユーモアと鋭い視点は、どこか懐かしく、でも今の私の心にもすっと届くものでした。

金鱗湖と、湖面に映る空が美しい。

ナンシー関さんの展示風景

【3】老舗旅館で味わう、季節の彩り膳

― 湯布院の味覚と歴史を楽しむ、贅沢ランチ時間
 
湯布院の中心地に佇む「亀の井別荘」は、大正時代創業の老舗旅館。宿泊だけでなく、敷地内に点在するショップやカフェも楽しめる、まさに湯布院の名所です。
 
この日は、ランチを旅館内の「湯の岳庵」で。築100年以上の古民家を活かした趣ある空間です。地元の旬を贅沢に使った「季節の彩り膳」(2,700円)は見た目にも美しいお膳で、旅館の庭園を眺めながらいただきました。
 
食後には、敷地内にあるカフェ「茶房 天井棧敷」へ立ち寄る予定でしたが、残念ながらこの日は貸切で中へは入れず…。けれど、歴史を感じる外観と店先の静けさを眺めながら、次回のお楽しみにとっておくことにしました。
 
旅先での「また来たい」が、ひとつ増えた瞬間。そんな気持ちに包まれて、次の目的地へと向かいました。

「亀の井別荘」は、趣ある佇まい

湯の岳庵店内から庭を

湯の岳庵の彩り膳

「亀の井別荘」のショップはお土産がいろいろ。地元の友人おすすめのはちみつを書いました。

【4】川沿いを歩いて、現代アートの世界へ

― 隈研吾建築 × 草間彌生・奈良美智に出会うアート旅
 
亀の井別荘でのランチのあとは、湯の坪川沿いをそぞろ歩きながら、次の目的地へ。
湯布院は人気の観光地ですが、湯の坪川沿いは静かなので、散策におすすめ。 川のせせらぎに耳をすませ、緑のゆらぎを感じながら歩く時間は心をほぐしてくれます。
 
たどり着いたのは、「COMICO ART MUSEUM YUFUIN」。
建築家・隈研吾氏が設計した、焼杉を使った黒い外観は、自然と調和しながらも、凛とした存在感を放っています。
扉を開けて足を踏み入れると、そこは光と静けさに包まれた別世界。
1階の展示室1と2では、草間彌生さんの作品が、ほの暗い空間に美しく浮かび上がり、思わず息をのみました。
本館2階のラウンジからデッキにでると、おおきな白い犬の彫刻「Your Dog」が。
由布岳を背景にたたずむ高さ3メートルの白い犬のオブジェは、見る位置で、表情が変わる気がしました。なんとも穏やかで優しい顔だちですよね。ラウンジでゆるりと、由布岳と「Your Dog」のコラボレーションを窓越しに眺める時間は、まるで一枚の絵画の中に迷い込んだかのようでした。
 
*美術館は事前にオンライン予約が必要です。

美術館のロゴもアートです。日本を代表するグラフィックデザイナー原研哉のデザイン

里山の集落をイメージした焼杉の外壁と勾配屋根が特徴

展示室1と2へはこの細道を通って移動します

《Time Waterfall》宮島達男(みやじま たつお)表示される数字は仏教の生まれ変わりと再生の考えを象徴しているそう。

村上 隆(むらかみ たかし)作品

「Your Dog」奈良 美智(なら よしとも)作品

この位置からとると、彫刻の後ろと前が両方映るんです。

本館2階のラウンジ

川沿いにキリン!のトリックアートが!

【5】心ほどける、別府のラグジュアリーホテルでティータイム

― インターコンチネンタル別府で過ごす、癒しのティータイム
 
アートに心を動かされたあとは、帰路につく前に、もう少しだけ贅沢な余韻を。
立ち寄ったのは、「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」。この場所を訪れるたびに、ほっと深呼吸したくなるような、癒しの空間です。
 
今回足を運んだのは、4階にある「ザ・バー」。大きな窓からは、別府の街並みとその先に広がる山々が一望でき、思わず時間を忘れて見入ってしまいます。
 
アートの美しいカフェモカとともにいただいたのは、彩りも可愛いマカロン。旅の余韻にぴったりな、やさしい甘さが心に染みわたります。レストラン「アトリエ」の向かい側、同じ4階に「ザ・バー」があります。
 
レストランによって異なる景色や空気感を味わえるのも、このホテルの魅力のひとつ。 やさしいおもてなし心癒される そんな時間で、今回の旅をしめくくることができました。

ザ・バーの店内から望む夕暮れの景色と、ティータイムの様子

アートの美しいカフェモカには、メレンゲとクッキーがついてきました♪

ザ・バーの店内。しっぽりバータイムはまたの機会に

今回ご紹介した「別府〜湯布院ドライブ旅」は、
ただ観光地を巡るだけでなく、五感を満たし、心まで整うような時間でした。
次の旅先に迷っているなら、ぜひ候補に加えてみてくださいね!

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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