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大人が意外と間違える算数「時速180kmは秒速何m?」→正しく答えられる?

  • 2025.5.28
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「速さ」は、算数の中でもつまずきやすい単元のひとつです。
かけ算をすべきか、わり算をすべきか、迷ったことはありませんか?

今回は、そんな「速さ」の感覚を確認できる問題にチャレンジしてみましょう。

問題

時速180kmは、秒速何mでしょうか?

「時速◯km」「秒速◯m」――どちらも速さの表し方ですが、単位が違います。

時速180kmといえば、ジェットコースターくらいのスピードでしょうか。

では、この時速180kmを「秒速」に直すとどうなるのでしょうか? 考えてみましょう。

正解

それでは正解を発表します!

正解は…「秒速50m 」です。

次の解説で考え方の確認をしましょう。

解説

「時速180km」というのは、「1時間で180km進む速さ」を意味します。
一方で「秒速◯m」は、「1秒間で何m進むか」を示す表現です。

この問題を難しく感じるポイントは、二つの単位(時間・距離)を同時に変換しなければならないことです。

一気に変換しようとすると混乱しやすいため、順を追って変換していくことが大切です。

ステップ1:距離の変換

まずは、距離の単位「km(キロメートル)」を「m(メートル)」に変えましょう。

180km=180,000m(1km=1,000m)

つまり、「1時間に180,000m進む速さ」です。

ステップ2:時間の変換

次に、時間を「秒」に直します。

  • 1時間=60分
  • 1分=60秒
  • 60×60=3,600秒

(よくあるミスとして、「1時間=360秒」と間違えるケースもあるので要注意です!)

ステップ3:1秒あたりの距離を求める

180,000mを3,600秒で進むので、1秒あたりは…

180,000÷3,600=50

つまり、秒速50mとなります。

ちなみにこれは、体育の50m走を1秒で走りきる速さ。かなりの猛スピードですね!

まとめ

計算はスムーズにできましたか?

速さの単位変換は、「距離」と「時間」をそれぞれ変換することがポイントです。
焦らずひとつずつ整理すれば、難しく感じることはありません。

大人になるとあまり意識しなくなるかもしれませんが、子どもに聞かれたときにサッと答えられるようにしておきたいですね。



(監修):SAJIMA

日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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