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母へ、私はエスパーじゃないの。差し入れに「私が今食べたいのはこれじゃない!」 さすがにムッとした日

  • 2025.5.1

筆者の体験談です。
母は要介護5で施設に入所していますが、病気などで病院に行く際は家族が付き添います。
その際、母のひと言に思わずムッとしてしまったことがありました。

画像: 母へ、私はエスパーじゃないの。差し入れに「私が今食べたいのはこれじゃない!」 さすがにムッとした日

施設に入所する母と、私の準備

母は家で暮らすのが難しく、現在は施設に入所しています。
持病については施設の提携医の先生が診てくださいますが、発熱や風邪など、急な体調不良のときは家族が病院へ連れて行くルールです。

今回も、病院に連れて行ってほしいと施設から連絡があったので母を迎えに行きました。

施設では栄養管理されているので、甘い物は制限されがち。母はいつも、車に乗るなり「何か食べたい」と言います。
だからこそ、外出のときくらいは楽しんでもらいたくて、大福、シフォンケーキ、メロンパン、一口おはぎを準備して迎えに行きました。

満足したかと思いきや

車の中で順番に手渡すと、母は「うん、うん」と満足げな様子。
私も母の様子をみてほっとしていました。
ところが、全部食べ終えた後に、母が突然すね始めました。

「シュークリームがよかったのに」

聞いた瞬間、思わず「えっ」 と絶句してしまいました。
甘い物は十分すぎるほど用意したのに……。

もちろん、母の気持ちを全部くみ取ってあげたい。
でも、それって無理じゃない? と内心思いながらも、何とかやりすごしました。

止まらぬ「シュークリーム熱」にぐったり

病院に着いて診察を終えたあとも、母の『シュークリーム熱』 は冷めず、今度はさらに一言。

「どうして私がシュークリームを食べたいって思わなかったの! 今すぐ食べたいの!!」

さすがに、ぐったり。
私はエスパーではありません。
そこまで言われなければならない筋合いがある!?

と、心の中で叫びつつ、車いすの母を車に乗せたあと、私はひとり病院近くのコンビニへと走りました。

「察して当然」はさすがに無理

シュークリームを手に戻り、車内で母に食べさせると、やっと満足そうな顔に。
病院からの帰途、すやすやと眠り始めた母の様子に、もう何も要求されないと安堵しました。

できることはしてあげたい。
でも、母の『今日食べたいもの』 は毎回違う。
それを察して当然という母の考えには、やはり無理がある。
そう感じた出来事です。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年4月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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