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「子宮を摘出したほうがよい」突然のがん宣告…“平成の大ヒット作”で魅せた名女優を襲った“恐ろしい現実”と奮闘の日々

  • 2025.5.24

私生活での環境の大きな変化や苦難を乗り越え、さまざまなシーンで活躍する女性たち。今回は、そんな“苦難の中で歩みを進める”女優5選をセレクトしました。

本記事では第1弾として、原千晶さんをご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

苦難の中で歩みを進める女優・原千晶

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(C)SANKEI
  • デビュー: 1994年
  • 出演作『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』『純情きらり』

経歴

1994年、カーオーディオメーカー・クラリオンが毎年発表するキャンペーンガール「クラリオンガール」に選ばれた原千晶さん。クラリオンガールの選出をきっかけに芸能界デビューした原さんは、テレビ番組『ワンダフル』やラジオ番組『サンデーサウンドウォーカー』など、多数のメディアに出演し注目を集めました。

しかし、2003年に心身の疲れから芸能活動を休止。アロマインストラクターの資格の取得、手作り石鹸の製造開始など、興味のあったアロマセラピーの活動を始めます。現在は、芸能事務所・アトミックモンキーに所属しながら、タレント・婦人科がん患者会よつばの会代表として活躍中です。

2度がんを診断され…子宮全摘手術・抗がん剤治療を経験

2004年末、子宮頸部に腫瘍があることが判明した原さん。医師から「腫瘍を円錐切除術で取り除き、病理検査する必要がある」と告げられ、2005年2月に手術を行います。病理検査の結果、原さんは医師から「子宮頸がんです」「進行が早い可能性があるから、子宮を摘出したほうがよい」と告げられるのでした。

「将来子どもを産みたい」と思っていた原さんは、「あまりの衝撃で頭が真っ白になり、言葉が出てきませんでした」「がんという診断はとてもつらかったのですが、それ以上に子宮を失う可能性があることのほうが、何十倍もつらく涙が止まりませんでした」と当時を振り返っています。結局、子宮の摘出に踏み込めなかった原さんは、子宮を摘出しない方法で治療を始めるのでした。

徐々に体調が回復していき、2年ほどが経過したころ。1か月に1度の定期健診を怠っていた原さんの体に、異変が起こります。病院で検査を受けると、子宮頸がんと子宮体がんの併発・リンパ節への転移が発覚。結果、原さんは広汎子宮全摘出術・抗がん剤治療を余儀なくされました。

当時を振り返り、夫が支えになってくれたと語る原さん。「『チーちゃんがその運命を背負っているなら、僕もそれを背負う。君と一緒なら子供のいない人生でもいい』と言ってくれたんです。とてもうれしかったですね。彼の言葉で前向きな気持ちになれましたから

パートナーの支えもあり、その後、無事に体調は回復。現在は2023年にリンパ浮腫を発症したために維持療法をされているそうです。

女優としての存在感抜群!原千晶の今後の活躍にも期待!

原さんは最高視聴率41.3%を記録した大人気ドラマ『Beautiful Life 〜ふたりでいた日々〜』やドラマ『純情きらり』など、さまざまな作品に出演しています。原さんの演技について、「彼女の演技が凄い」「原千晶さんの演技がリアル過ぎる」など、自然体な演技を評価する声が多く見られました。

2018年1月放送のドラマ『はぐれ署長の殺人急行3』での出演以降、ドラマや映画など作品に出演していません。今後、女優としての活動が見られるかは分かりませんが、さまざまなシーンでの原さんの活躍に期待が高まります!


ライター:天木拓海
映画・アニメ・ドラマなど、エンタメ作品を観ることを趣味としているライター。エンタメ関連のテーマを中心に、作品考察記事/コラム記事などを手掛ける。

※記事は執筆時点の情報です