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【花のある暮らし】1本からはじめられる「一輪挿し」で身近に楽しむ飾り方3つのポイント

  • 2025.4.18

春先のフラワーショップには、色とりどりに咲く心ときめく花々がずらり♡ 花のある暮らしをもっと身近楽しむために、人気フローリストの越智康貴さんに花器に合わせた花の生け方を教わります。今回は個性的なデザインも気軽に楽しめる一輪挿し。ちょっとした空間にも花を飾れば、気持ちも空間もバージョンアップ!


暮らしがぐっと豊かになる「一輪挿し」

たった一輪でも花にはその空間も気分もぐっとポジティブに変えてしまうパワーが。“一輪挿し”という名にとらわれることなく個性あふれる花器として自由に使ってみると、イメージも広がります。

【ポイント①】花器からのインスピレーションで花を選ぶ

色や質感、シェイプなど、花器からのインスピレーションで花を選ぶという逆転の発想も花を楽しく生けるヒントに。実験的な花器には不思議な形の花、曲線的な花瓶にはそれにつながる曲線的な花をなど、思いのままに生けてみるのがコツです。

形や質感など個性ある花瓶と花でたちまちアートコーナーに

花器:右から[高さ13cm] 6270円、[高さ16cm] 5830円(ともにヘンリー・ディーン/ティストゥー) [高さ11cm]2530円(テト セラミックス 石井啓一/陶芸室テト) [高さ13.5cm] 7700円(小寺暁洋/暮らしのうつわ 花田)

「知っておくと便利な一輪挿しの洗い方は、台所用塩素系洗剤を原液のまま少量入れて、軽く振ってすすぐだけ。汚れが剥がれ落ちきれいになります」(フローリスト・越智さん)

【ポイント②】ちょっとしたスペースを活用して花を楽しむ

隙間を埋めるように、ちょっとしたスペースを飾るのにも便利な一輪挿し。日常でふと目に触れるたびに、気分もパッと明るくなります。窓辺に、食器棚や本棚に、バスルームになど、生活の中にあるほんの少しのスペースを見つけてみて。

生活の中にある隙間を使ってなにげない日常に溶け込むように

花器[高さ10.8cm] 3300円(sghr スガハラ/菅原工芸硝子)

「あえて鏡に映り込むように並べられた洗面所での例。朝、自分が鏡に映る時に花も映り込むことでも気分がUP、メンタルを向上させます」(フローリスト・越智さん)

【ポイント③】切り戻しを繰り返して長く楽しむ

2~3日に一回、茎を5ミリ~1センチくらいカットする「切り戻し」をくり返すことで、花を長持ちさせることができます。花の持ち具合は種類で異なりますが、短くなった花は一輪挿しに生け変えて。デスクなどに飾って最後まで楽しみましょう。

どんなに小さくなっても美しい!最後まで花を飾りきろう

花器[高さ7.1cm]1980円(sghr スガハラ/菅原工芸硝子)

「切り戻しはどこまでできる? と悩んでしまいますが、実は茎ギリギリまで短く切ってOK。シャーレのような浅い皿に浮かべても素敵です」(フローリスト・越智さん)


教えてくれたのは

フローリスト 越智康貴氏

撮影=小川久志 スタイリング=永岡美夏 取材・文=小嶋多恵子 監修=越智康貴 ※GLOW2025年4月号より

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