1. トップ
  2. ライフスタイル
  3. 買ってきたお花の手入れや活け方の基本知ってる?長持ちするコツをプロに聞きました

買ってきたお花の手入れや活け方の基本知ってる?長持ちするコツをプロに聞きました

  • 2025.4.14

春先のフラワーショップには、色とりどりに咲く心ときめく花々がずらり♡ 花のある暮らしをもっと気軽に楽しむために、基本的なお手入れ方法について人気フローリスト・越智康貴さんに教えていただきました。


プロに聞く!花が長持ちするお手入れ方法

花はこまめに手入れをしてあげることで、約1週間から10日間ほど咲き続けることができます。“ちょっとしたコツ”をマスターして、より長く花を楽しもう!

花を買ってきたらまずやること

花を持ち帰ったら、すぐに水を吸わせる作業(=「水揚げ」)をしましょう。このひと手間で、生き生きとした状態を長く楽しむことができます。

花器[高さ17cm]5500円(sghr スガハラ/菅原工芸硝子)

①買ったばかりの茎の切り口は乾いているので、うまく水を吸い上げられるよう2センチくらい切りましょう。保水のアルミホイルやペーパーがついていたとしても、しっかりとカットして。
②花瓶(もしくは一旦、別の深めの容器にでも)に包装紙にくるんだまま、3~5時間放置を。お花が水をしっかりと吸い上げ、鮮度が長持ちします。

基本的な茎の切り方を知ろう!

ポイントは植物の特徴に合わせた切り方で、水を吸い上げやすくしてあげること。基本的な3つの切り方を覚えておけば大丈夫です。

ポイント1

基本的に枝や茎が太いものは十字に割って断面を多くします。枝に対して垂直にハサミを入れ、捻りながら割を入れます。

ポイント2

斜めに切ることで切り口の面積が大きくなり、水を吸い上げやすくなります。店頭のほとんどの切り花は斜めに切ってOK。

ポイント3

茎がストロー(空洞)状のものや茎が水に弱く腐りやすいものは垂直にカットします。代表的なガーベラやヒマワリは特に弱いので、覚えておきましょう。

水換えの頻度は2〜3日に1回が基本

涼しい冬場は2~3日に1回、バクテリアが繁殖しやすい夏場は毎日水換えをします。花瓶に塩素系漂白剤を小指の先一滴ほど少量を垂らすことで、水を清潔に保つことができます。

花瓶の水はどのくらい入れるのが正解?

基本的に水は花瓶の半分くらいの量で多めに入れてあげます。ただし、茎が傷みやすいガーベラやチューリップなどは浸かる程度の少量にします。

花と花瓶のベストバランス

左・花器[高さ16cm] 8910円(ヘンリー・ディーン/ティストゥー) 右・花器[高さ17cm]5500円(sghrスガハラ/菅原工芸硝子)

直射日光&直風のあたる場所はNG!

直射日光は花瓶の水温が上がり、バクテリアが繁殖しやすくなってしまいます。また、乾燥もNG。人の肌と同じで、エアコンの風が当たると水分が奪われ、しおれやすくなります。

教えてくれたのは

フローリスト 越智康貴氏

撮影=小川久志 スタイリング=永岡美夏 取材・文=小嶋多恵子 イラスト=green K 監修=越智康貴 ※GLOW2025年4月号より

元記事で読む
の記事をもっとみる