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将来のために…今から知っておきたい「妊活脱毛」【リゼクリニックの医師がアンサー】

  • 2025.4.16

レディのみなさん、「妊活脱毛」はご存じでしょうか? 将来の妊娠や出産に備えて、妊娠前にあらかじめアンダーヘアの脱毛を行うことを言います。最近徐々に広まりつつある「妊活脱毛」について、リゼクリニック新宿東口院の美容皮膚科医・赤岩優妃先生に素朴な疑問をぶつけてみました。

「妊活脱毛」のメリットを教えてください

妊娠中は定期的な産婦人科受診が必要になり、陰部を診察される機会も増えます。また、出産時には「会陰切開」や「会陰裂傷」などで傷ができることがあり、産後は「悪露(おろ)」と呼ばれる出血が1か月ほど続くことも。こうしたなかで、陰毛があると蒸れやすく、傷の炎症やかぶれ、菌の繁殖といったトラブルにつながる可能性があります。あらかじめ脱毛しておくことで、これらのリスクを軽減し、出産前後をより快適に過ごすことができます。

・「会陰(えいん)切開」への備えとして

出産時、赤ちゃんの頭が大きい場合や会陰部が十分に伸びない場合には、「会陰裂傷」が起こることがあります。それを防ぐために、あらかじめ会陰部を切開する「会陰切開」が行われるケースも。切開後は縫合が必要で、糸が自然に溶けない場合は抜糸が必要となり、傷が完全に落ち着くまでに1ヶ月ほどかかります。あらかじめ「妊活脱毛」をしておくことによって、傷口の炎症対策や長時間のナプキン使用によるかぶれや炎症、感染のリスクを下げることができます。

・産後の出血「悪露(おろ)」への備えとして

出産後、子宮が元の大きさに戻る過程で、胎盤や子宮内膜が血液とともに排出される現象を「悪露(おろ)」といいます。これは生理のような出血で、個人差はありますが1ヶ月ほど続きます。悪露の間はナプキンの使用が欠かせませんが、長時間の使用による蒸れや摩擦は、かぶれや雑菌の繁殖を引き起こすこともあります。産後は育児に追われて自分のケアが後回しになりがちです。あらかじめ「妊活脱毛」をしておくことによって、長時間のナプキン使用によるかぶれや菌の増殖を防ぐことができ、臭いや肌トラブルを軽減させることが可能です。

妊娠中の脱毛の可否や、赤ちゃんへの影響を教えてください

「妊娠中」は、専門機関では脱毛を受けることができません。理由としては、以下が挙げられます。

・妊娠すると、脱毛照射によって肌トラブルが起きてしまっても、薬が服用できないため

・長時間同じ姿勢でいることや、痛みにより母体への負担がかかってしまうため

・ホルモンバランスの変化によって脱毛効果を十分に得られない可能性があるため

またご自身での剃毛も、お腹が大きくなった体では上手に処理することが難しく、皮膚を傷つけてしまう可能性があるため、おすすめできません。妊娠前であれば、脱毛は基本的に問題ありません。妊活中でも、身体に悪影響はなく、むしろ出産に備えて計画的に脱毛を進めておくのはおすすめです。なお、服用中のお薬がある場合は、脱毛前に医師にご相談ください。薬の種類によっては、一時的に脱毛を控える必要があるケースもあります。当院では、5年間の長期保証プランをご用意しています。妊娠・出産・育児などで脱毛の間隔が空いてしまっても、無理なくご継続いただけるよう配慮しております。将来のライフプランに合わせて、安心してご相談ください。

教えてくれたのは

美容皮膚科『リゼクリニック』新宿東口院 美容皮膚科医 赤岩優妃先生

出典: 美人百花.com

全国26院展開 医療脱毛・美肌治療を行う『リゼクリニック』 (男性はメンズリゼ)の美容皮膚科医。さまざまな資格を持つ、美容のプロ。 リゼクリニック公式YouTubeインスタグラムにて、タメになる美容知識を日々発信中。日本美容外科学会会員・日本医師会認定産業医・ボトックスビスタ認定医・ジュビダームビスタ認定医・厚生労働省指定オンライン診療研修修了医・アメリカ心臓協会ACLSプロバイダー。

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