【計算で脳トレ】意外に間違える人が多いかも…？「4−1×4+2」→正しく計算できる？

今回の問題では、計算の基礎に関する「あるルール」を覚えているかどうかが試されます。計算自体は簡単かもしれませんが、油断していると答えを間違えてしまうかもしれませんよ。

この問題を計算するうえで大事なルールとは何か、考えながら進めてください。

問題

次の計算をしなさい。
4−1×4+2

正解は、「2」です。

あなたが出した答えと一致したでしょうか？

もし、14と答えてしまった人がいたら、計算上のルールを守れていなかった可能性が高いようです。

では、そのルールとは何なのか、次の「ポイント」で確認してみてください。

今回の問題のポイントは、「計算順序」です。

複数の演算が混じった式では、正しい順序で計算しないと正しい答えが出ません。

例えば次のように計算してしまったら、間違った答えが出てしまいます。

<間違った計算例>

4−1×4+2 ←引き算から計算
=3×4+2 ←次に掛け算
=12+2 ←最後に足し算
=14 ←誤答

この計算過程では、単に式の左から（左から）右に向かって計算をしています。しかし、これは誤りです。

理由は、次の計算順序のルールを見ればわかるでしょう。

<計算順序のルール>
次の順序で計算します。

1.( )の中
2.掛け算・割り算
3.足し算・引き算

※同じ優先順位の計算がある場合は、左から計算します。

今回の問題には( )が含まれていませんから、最初に計算すべきは掛け算の部分です。

4−1×4+2
=4−4+2

残りの引き算と足し算の優先順位は同じですので、左から順に計算します。

4−4+2
=0+2
=2

これで正しい答えを出せましたね。

今回の問題では、一番最初に掛け算から計算することがポイントになりました。

今回、掛け算は式の中央に登場するので、先に計算するのはちょっとおかしな感じがするかもしれません。

4−1×4+2

しかし、計算順序のルールに従うなら、（式の左の方に足し算や引き算があっても）先に計算すべきは掛け算や割り算の部分なのです。この計算順序のルールは小学校の算数で習いますが、中学や高校の数学の基礎知識としても、とても重要です。

計算順序のルールがポイントになる問題は他にもあります。引き続きたくさんの問題に挑戦して、ルールをしっかり身に着けていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：VY
数学とIT技術学習が趣味のWebライター。実用数学技能検定2級と数学教員免許を取得後、家庭教師や学習支援スタッフとして数学指導を行ってきた。文系と理系の別、年齢にとらわれない、誰でも楽しめる数学解説作成を目指している。

類似問題に挑戦！

意外に間違える人が多いかも…？「10+2×4−10+2×4」→正しく計算できる？