ドジャースのムーキー・ベッツ内野手は23日（日本時間24日）、先発出場を予定していたエンゼルス戦を急きょ欠場した。
メディアの取材に応じたベッツは現在の体調を説明。「座り続けるのも、吐くのも、何をするのも疲れた。ただプレーしたいだけなんだ」と辛い心境を吐露した。MLB公式サイトや『ロサンゼルスタイムズ』など現地の複数メディアが報じている。
■「食べるのが怖い……」嘔吐も検査結果は異常なし
ベッツはこの日、試合前の練習には参加したものの、試合開始90分前に急きょ欠場が発表された。
試合中に行われた取材では「今日も朝食を吐いてしまった。何も食べずに試合に出るのは難しい」と欠場理由を語った。ベッツは日本遠征の2日前から固形物を食べるたびに吐いてしまい東京遠征では点滴をしていたことも明かし、「食べるのが怖い」「原因が分からないし、どうしたらいいのかも分からない」と覇気のない様子で語った。
一方でベッツは血液検査やバイタルチェックを受けたがすべて異常なしだったとし、新しい薬を服用し始めたことも明かしている。
「体の調子はすごくいい。運動もできている。食べること以外はほぼ何でもできるんだ」とし、「捻挫や去年の骨折よりもイライラする。（捻挫や骨折は）シンプルに休めばいい。でも今回はデリケートな問題で、お腹の中で何が起こっているのか分からない。気分がよくても、何かを食べるとすぐに吐いてしまう」と原因不明の体調不良に頭を悩ませた。
■指揮官は明日も「欠場」と明言
ベッツは「座り続けるのも疲れたし、吐くのも疲れたし、何をするのも疲れた。本当にただプレーしたいだけなんだ」と辛い心境を吐露。早く復帰してプレーしたい気持ちと、チームの足を引っ張りたくない気持ちとの間で揺れている様子だ。
原因不明の体調不良に見舞われるベッツ。米国での開幕戦は27日（同28日）で、本拠地でタイガースと対戦する。デーブ・ロバーツ監督は「回復は順調だとは言えない」とした上で25日のエンゼルス戦は欠場と明言しているが、練習には参加予定だという。
4日後のタイガース戦でベッツの勇姿を見ることができるのか。続報にも注目が集まっている。