二桁の数ばかりが並んだ計算問題に挑戦してみましょう。
基本的な計算法則に従って計算することが大切です。
計算が得意な方は、暗算で挑戦してみてくださいね!
問題
次の計算をしなさい。
24−12×24÷12+24
正しい答えを出すことができるでしょうか。
解説
今回の問題の答えは「24」です。
途中の計算式は次のようになります。
24−12×24÷12+24
=24−288÷12+24
=24−24+24
=0+24
=24
計算のポイントを順に解説していきます。
計算の順序
まず、四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算では、次の順で計算をします。
(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算
つまり、今回の問題では「12×24÷12」の部分から計算をします。
12×24÷12
=288÷12
=24
この計算によって、元の計算式は「24−24+24」となりました。
足し算と引き算だけの式なので、前から計算しましょう。
24−24+24
=0+24
=24
したがって、答えは「24」です。
計算の工夫
今回の計算では、より計算を簡単にするための工夫ができます。
「12×24÷12」の計算については、先程は左から順に計算しました。
しかし、次のように、割り算の部分を掛け算に変換し、順序を入れ替えることで計算が簡単になります。
12×24÷12
=12×24×(1/12)
=24×12×(1/12)
=24×1
=24
「12×(1/12)」を先に計算することで、結局「24」だけが残ります。
「12×24」「288÷12」と計算するのは少し難しいですが、このように順序を入れ替えることで、暗算でも計算が可能になります。
まとめ
二桁の数ばかりが並んでいるので難しく見えますが、実は暗算でも計算が可能な問題でした。
他の記事でも、同様の問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください!
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」
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