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どこから計算するのが正解?「24−12×24÷12+24」→正しく暗算できる?

  • 2025.4.7

二桁の数ばかりが並んだ計算問題に挑戦してみましょう。

基本的な計算法則に従って計算することが大切です。

計算が得意な方は、暗算で挑戦してみてくださいね!

問題

次の計算をしなさい。
24−12×24÷12+24

正しい答えを出すことができるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「24」です。

途中の計算式は次のようになります。

24−12×24÷12+24
=24−288÷12+24
=24−24+24
=0+24
=24

計算のポイントを順に解説していきます。

計算の順序

まず、四則(足し算・引き算・掛け算・割り算)が混じった計算では、次の順で計算をします。

(1)掛け算・割り算の計算
(2)足し算・引き算の計算

つまり、今回の問題では「12×24÷12」の部分から計算をします。

12×24÷12
=288÷12
=24

この計算によって、元の計算式は「24−24+24」となりました。

足し算と引き算だけの式なので、前から計算しましょう。

24−24+24
=0+24
=24

したがって、答えは「24」です。

計算の工夫

今回の計算では、より計算を簡単にするための工夫ができます。

「12×24÷12」の計算については、先程は左から順に計算しました。

しかし、次のように、割り算の部分を掛け算に変換し、順序を入れ替えることで計算が簡単になります。

12×24÷12
=12×24×(1/12)
=24×12×(1/12)
=24×1
=24

「12×(1/12)」を先に計算することで、結局「24」だけが残ります。

「12×24」「288÷12」と計算するのは少し難しいですが、このように順序を入れ替えることで、暗算でも計算が可能になります。

まとめ

二桁の数ばかりが並んでいるので難しく見えますが、実は暗算でも計算が可能な問題でした。

他の記事でも、同様の問題を紹介しているので、ぜひ挑戦してみてください!

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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