カッコを含んだ計算では、特に計算順序に注意が必要でしたね。どのような計算順序だったのか、この問題を通して確認していきましょう。
意外と解き方を忘れてしまっている人はいるので、これを復習すればアドバンテージになるかもしれませんよ。
問題
次の計算をしなさい。
9+(8−7)÷5
足し算・引き算・割り算があるので、本来は割り算から計算しますが、カッコがあった場合はどうでしょうか。
解説
この問題の答えは「9.2」です。
では早速、計算順序を確認していきましょう。
<正しい計算順序>
(1)カッコの中の掛け算と割り算から計算する。
(2)次にカッコの中の足し算と引き算を計算する。
(3)次に掛け算と割り算を計算する。
(4)最後に残りの足し算と引き算を計算する。
※計算順序の優先順位が同じものは、基本的に左から順番に計算する。
カッコの中→残りの計算という各ステップにおいて、とにかく掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算することを心がけていきましょう。
この順序を意識して解いていきます。
9+(8−7)÷5 ←(2)カッコの中の引き算を計算する。
=9+1÷5 ←(3)割り算を計算する。
=9+0.2 ←(4)最後に足し算を計算する。
=9.2
計算順序にさえ気をつけることができれば、簡単に解ける問題でしたね。
まとめ
今回確認した計算順序は、どんな計算問題を解くにしても必ず意識しなければいけないポイントです。計算の基本となるものですので、確実に忘れないようにしておきましょう。
肝心なのは、掛け算・割り算→足し算・引き算の計算順序です。
※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。
文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。
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