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【60代からの終活】「自分の葬儀」について考えるのはまだ早い?心が軽くなる、いまのうちに考えておきたいこと【葬儀・お墓・終活コンサルタント 吉川美津子さん監修

  • 2026.11.5

自分と家族の安心な未来のために始めたい終活。その基本を、専門家の解説のもと紹介します。
今回のテーマは「将来の自分の葬儀」。素敵世代にはまだ先の話ですが、早めに考えておくといいことも。

今回のテーマ ▶将来の自分の葬儀

具体的な準備はまだ不要。ざっくり希望を考えておく

素敵世代にとってはまだまだ先の、自分の葬儀の話。どんなことを考えておけばいいのでしょうか? 葬儀事情に詳しい、吉川美津子さんに伺いました。 「いまの60代はみなさんお元気で、自分の葬儀の準備を積極的にする人は多くありません。親や親戚の葬儀に参列したり、配偶者など身近な人が病気になったりしたことをきっかけに、『自分のときはどうしたいだろう』と考え始める人がほとんどです。 結論から言うと、現時点で具体的に準備する必要はありません。10年、20年経てば、気持ちや状況は変わっていきますよね。いまできることは、『誰を呼ぶか』『どんな葬儀にしたいか』などの希望をなんとなく考えておくこと。もちろん、数年後に変わってもいいんです。頭の中で整理しておくことで、未来の自分や家族の役に立ちます。 そのうえで、葬儀の種類や傾向を知っておくといいでしょう。従来は〈一般葬〉が主流でしたが、2000年ごろに〈家族葬〉という言葉が登場して以降、葬儀は小型化・簡素化する傾向にあり、コロナ禍を経てその流れはさらに広がりました。もっともシンプルな、式典をしない〈直葬〉も増えつつあります。亡くなる人の高齢化や、人づき合いが少なくなっていること、家族だけで見送りたいという意識の変化、経済的事情など、その背景はさまざまです。 時代とともに葬儀のあり方も変化していきますが、いちばん大事なのは自分の気持ち。情報収集をしておきながら、自分はどうしたいかを少しずつ考えておくといいでしょう」

まだ先のことだけど、いまから準備しておきたい 『60代のうちにできること』

「どうしてほしいか」を理由とともに記しておく

葬儀について「こうしてほしい」という希望があれば、エンディングノートなどに書き残しておきましょう。その際は、希望だけでなく「なぜそうしてほしいのか」という理由も添えることが大切です。
残された家族が判断に迷っても、書かれたことから本人の思いをくみ取り、希望をかなえる手がかりになります。

「誰を呼ぶか」のリストを作っておく

式典ありの葬儀を希望する場合、まずは誰を呼びたいかを考えておきましょう。スマホの連絡先のほか、年賀状や慶弔の記録なども確認して、おおまかなリストを作っておきます。将来具体的に考える際も、「家族葬か一般葬か」と形式から決めるのではなく、呼びたい人から規模を決め、そのうえで形式を決めるのがおすすめです。

「誰に任せるか」を考えておく

身寄りがない人やおひとりさまは、葬儀を誰に任せるか考えておきたいもの。いまはパートナーや子どもがいる人も、将来はひとりになる可能性があります。手続きを第三者に任せる「死後事務委任契約」の利用も選択肢に。

日本の葬儀のおおまかな種類

イラスト/鈴木衣津子 構成・文/平井薫子

※この記事は、「素敵なあの人11月号 自分と家族のための“ 備え”を学ぶ 素敵世代の終活講座」に掲載された記事に掲載されたものです。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください。

この記事を書いた人 吉川美津子さん

社会福祉士。介護福祉士。ファイナンシャルプランニング技能士2 級。大手葬儀社、大手仏壇・墓石販売店勤務を経て、葬送コンサルタントとして独立。医療・介護から葬送・供養にいたるまで、人生のエンディングをトータルサポートする活動に従事。『墓じまい 何をすればいいのか、教えてください!』(WAVE 出版)など著書多数。

この記事を書いた人 素敵なあの人編集部

「年を重ねて似合うもの 60代からの大人の装い」をテーマに、ファッション情報のほか、美容、健康、旅行、グルメなど60代女性に役立つ情報をお届けします!

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