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「たかが400円くらい負けなさいよ!」会計後にクーポンを出した女性客。だが、店長が再会計で示した思わぬ事実

  • 2026.10.28

週末の夕方、レジの前で始まった押し問答

半年ほど前の週末の夕方、日用品を買いに近所のドラッグストアへ寄りました。

レジには10人ほどが並んでおり、私も買い物かごを持って順番を待っていました。

私の2人前にいた女性客が会計を終え、レシートと商品を受け取ったときのことです。

女性客は商品をかばんにしまいながら、急にスマートフォンの画面を店員に向けました。

「あ、クーポン見せるの忘れてた。今から使って」

レジを担当していたのは、若い女性の店員でした。

店員は困った表情を浮かべながら、丁寧に説明しました。

「申し訳ありません。お会計後のクーポンは、原則としてご利用いただけないんです」

すると、女性客は大きく舌打ちをしました。

「さっき払ったばっかりじゃない。打ち直せばいいでしょ?」

店員がもう一度謝ると、女性客の声はさらに大きくなりました。

「たかが400円くらい負けなさいよ!」

「融通が利かないわね!店長を出しなさい!本部に苦情を入れるわよ!」

どうやら女性客は、クーポンを使えば400円ほど安くなると思っているようでした。

ただ、見せ忘れたのは女性客自身です。それなのに店員ばかりが責められている状況に、私は何とも言えない気持ちになりました。

押し問答は15分以上も続き、後ろの列もどんどん長くなっていきます。

店員は何度も頭を下げていましたが、女性客は納得する様子を見せませんでした。

店長が差し出した、新しいレシート

やがて店の奥から店長が出てきて、店員の隣に立ちました。

店長は女性客の話を聞くと、落ち着いた口調で言いました。

「通常はお会計後のクーポンは使えないのですが、今回は一度取り消して、適用できるか確認いたします」

それを聞いた女性客は、店員のほうを見て鼻を鳴らしました。

「最初からそうすればいいのよ」

店長は会計を取り消し、女性客のクーポンを読み取って、もう一度計算しました。

そして、新しく出てきたレシートを女性客に差し出します。

「確認したところ、こちらは対象商品だけのお値引きでした。今回ですと、数十円ですね」

その言葉を聞いた女性客は、レシートをじっと見つめました。

「え……だって、全部……」

女性客が400円だと思っていた値引き額は、実際には数十円だったのです。

先ほどまで大声で抗議していた女性客は、急に言葉を失いました。

周囲の客の視線も集まり、誰かが小さくため息をつきました。

女性客の顔はみるみる赤くなり、それ以上は何も言い返しませんでした。

そして、新しいレシートを受け取ると、黙って店を出ていったのです。

店長は店員の肩をぽんとたたき、待っていた客たちに深く頭を下げました。

「大変お待たせいたしました」

周囲の客たちも、ようやく会計が再開できることにほっとした様子でした。

私も、やっと順番が進むことに安堵しました。

クーポンを使い忘れたことは、誰にでも起こり得ます。しかし、確認もせずに400円引きだと思い込み、店員を責め続けたことには、最後まで納得できませんでした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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