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「俺いま手持ちないから!」旅行代12万円を返さない義兄。だが、義実家で再び立て替えを頼まれた私が取った行動

  • 2026.10.28

帰りの駅の改札で笑った義兄

3年ほど前、夫の兄夫婦と家族旅行へ出かけました。

新幹線のチケット代や宿泊費など、我が家がまとめて立て替えた金額は約12万円。義兄に返してもらう予定のお金でした。

旅行自体は楽しく、特に問題もなく最終日を迎えました。

ところが、帰りの駅の改札前で、夫が立て替えたお金について切り出すと、義兄の態度に驚かされることになったのです。

「兄さん、立て替えた分なんだけど、いつごろ返してもらえそう?」

すると義兄は、笑いながら片手を上げました。

「俺いま手持ちないから、今度会ったときに渡すわ!」

「今度って…いつ?」

「ごめんごめん!じゃ、またな」

そう言って、義兄は話を切り上げてしまいました。隣にいた義兄の妻も、何も言いません。

夫は困ったように黙り込み、私もその場では言葉が出ませんでした。

それから季節がいくつ変わっても、12万円は返ってきませんでした。

夫が何度か催促しても、義兄は「今月は厳しいから」と返すばかりです。

ところが、義実家の集まりでは、新しい車を買った話や海外旅行の話を楽しそうにしていました。

そういう話を聞くたびに、まずは立て替えたお金を返してほしいと思いました。

夫も兄には強く言えないようで、話はいつも曖昧なまま。私は旅行の明細を捨てずに保管していました。

座卓の奥から聞こえた義父の一言

ある日、義実家の居間で座卓を囲んでいたときのことです。

義兄が突然、私たちに笑いかけてきました。

「また旅行行こうぜ。次の旅行もまた立て替えといて。よろしくな」

その言葉を聞いて、私は耳を疑いました。

前回の12万円さえ返してもらっていないのに、また立て替えてほしいと言うのです。

義兄の妻は気まずそうに目を伏せ、夫も困った顔で黙っています。

私はバッグに入れていた旅行の明細を取り出し、座卓の上に置きました。

「その前に、こちらをお願いできますか。前回の旅行で立て替えた12万円、まだ返していただいていないので」

義兄は明細に目を落とすと、それまでの笑顔を消しました。

「いや、それは、その……」

返事に詰まる義兄を見ていると、座卓の奥に座っていた義父が明細をのぞき込みました。

「お前、まだ払ってないのか。新しい車を買う金はあっても、弟の家族に借りた金は返せないのか」

義父の低い声に、居間が静まり返りました。

義兄は顔を赤くしたまま、何も言い返せません。

しばらくして携帯電話を取り出すと、その場で12万円を振り込みました。

義兄の妻は私に小さく頭を下げ、義兄もそれ以上、旅行の話をすることはありませんでした。

帰り道、隣を歩いていた夫がぽつりと言いました。

「ありがとう。俺、あそこまで言えなかったから」

「返してもらえてよかったね」

そう答えると、夫もうなずきました。

ずっと気になっていたお金の問題がようやく片付き、帰り道はいつもより気持ちが軽く感じられました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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