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サンマを食べていたら『赤い糸』が出てきた! 正体を聞いてみると

  • 2026.10.21

秋の味覚として親しまれているサンマ。

食べている時に、サンマの内臓付近から『赤い糸』のようなものが出てきたことはありませんか。

本記事では『赤い糸』の正体や、そのまま食べても問題ないのかについて、公益財団法人目黒寄生虫館(以下、目黒寄生虫館)に話を聞きました。

サンマから出てくる『赤い糸』の正体は?

目黒寄生虫館によると、サンマの内臓付近で見つかる赤い糸状のものは、『サンマ鉤頭虫(こうとうちゅう)』という寄生虫だといいます。

頭部には鉤(かぎ)のような構造があり、サンマの小腸に付着するのが特徴です。

※写真はイメージ

寄生虫の卵または幼虫が、海中の動物プランクトンに取り込まれ、それをサンマがエサとして食べることで、サンマの体内に入ります。

サンマ鉤頭虫は決して珍しいものではないそうです。

『赤い糸』は食べても大丈夫?

サンマ鉤頭虫は、食べても問題ありません。

サンマ鉤頭虫は主にサンマを宿主とする寄生虫です。そのため人を含む哺乳類には寄生しないそうです。

見た目が気になる場合は、取り除いてから食べるとよいでしょう。

注意が必要なのは『アニサキス』

サンマ鉤頭虫は食べても問題ありませんが、『アニサキス』には注意が必要です。

アニサキスは、クジラを最終的な宿主とする寄生虫で、サンマを含む魚やイカなどの体内には幼虫の状態で寄生しています。

※写真はイメージ

人が生きたアニサキスの幼虫を取り込むと、身体がアレルギー反応を起こし、腹痛やじんましんなどの症状が現れることがあるそうです。

アニサキスとサンマ鉤頭虫を見分ける際は、まず見た目の違いを確認しましょう。

サンマ鉤頭虫は赤い色をしていますが、アニサキスの幼虫は透明感のある白色からクリーム色をしています。

アニサキスの幼虫は、魚の筋肉の中に入り込んでいることがあるため、一般の人が肉眼で見つけるのは難しいでしょう。

寄生虫対策は『加熱』または『冷凍』

人に健康被害を及ぼす可能性のある寄生虫も、基本的には『加熱』または『冷凍』することで死滅します。

そのため、家庭でサンマを食べる際は、中までしっかりと加熱するか、冷凍処理されたものを選ぶと安心でしょう。

※写真はイメージ

しっかり焼いて秋のサンマを楽しもう

サンマから出てくる『赤い糸』はサンマ鉤頭虫で、食べても問題ありません。

一方で、『アニサキス』のように注意が必要な寄生虫もいるため、適切に調理したうえで、旬のサンマを楽しみましょう。

[文・構成・取材/ブリジア]

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