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ボーイ・ミーツ・ガールものが好きなら絶対ハマる映画『3ミリの恋』ほか【11月の本と映画】3選

  • 2026.11.7

映画ライター・ムービージャーナリストのよしひろまさみちさんが、今月もマストな映画ニュースをモリモリお届けしますよ〜。

女性になるって大変なの 『となりのとらんす少女ちゃん』 11月7日より全国順次ロードショー

トランスジェンダー当事者による同名コミック原作の実写映画化となる『となりのとらんす少女ちゃん』。大人になってから性別適合手術を受けた女性が、性別違和に気づいた中学生の自分に言えることは何? というタラレバを、タイムスリップ&ホームコメディで描いた軽妙な一作です。大阪の下町を舞台にしていることもあり、ともすると重く深刻化するテーマも、コントですか? というほどの知的ユーモアで笑わせてくれるのが、本作のすごいところ。共に関西出身のトランスジェンダーでもある『ブルーボーイ事件』で主演を務めた中川未悠さん、これが初の母親役となるはるな愛さんの「当事者の声」にも注目です。

story_母と暮らす中学生のユウタ(髙橋蒼太)のもとに、ユウカ(中川未悠)という女性が現れる。じつはユウカは10年後からやってきたユウタ自身。しかも、苦労を重ねて女性に性別移行したことから、中学生のユウタにさまざまなアドバイスを試みるのだが……。

監督・脚本:東海林毅/原作:とら少/出演:中川未悠、髙橋蒼太、竹内大騎、はるな愛 ほか/配給:ミカタ・エンタテインメント/公開:11月7日より、新宿K'sシネマほか全国順次ロードショー
© 2026 みのむしフィルム

釜山と唐津は3ミリ 『3ミリの恋』 11月6日より全国ロードショー

釜山からきた転校生の女のコ、ユンスルに淡い思いを抱きつつも、彼女にしてしまった失態を悔いている少年、タツヒコの直球初恋映画『3ミリの恋』。んもー、心が漂白されるほどゴシゴシ洗われた気分になるの! タツヒコの無知も、ユンスルのつらさも理解できるし、「セカチューかよ!」と言いたくなるほどの大冒険も青春そのもので、ボーイ・ミーツ・ガールものが好きなら絶対ハマる映画。で、なんで3ミリかと申しますと、教科書の地図上での唐津と釜山の距離。福岡や長崎の皆さんなら常識ですが、韓国は東京よりも近い都市なんですね。それに気づいたタツヒコの行動力ったらもう……!!

story_唐津市の高校生タツヒコ(黒川想矢)のクラスに、釜山からユンスル(キム・ジアン)が留学生として転校してくる。少しずつ仲よくなっていく彼らだったが、ある出来事でユンスルは突然帰国。思いが募るばかりのタツヒコは、彼女に会うため釜山へ向かおうとする。

監督・脚本:金辰隆/出演:黒川想矢、キム・ジアン、早瀬憩、パク・ジファン、チャン・ヘジン、一ノ瀬ワタル、MEGUMI、大谷亮平 ほか/配給:東映、東映ビデオ/公開:11月6日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
© 2026「3ミリの恋」製作委員会

ジョニー・デップのあの事件って? 『ジョニー・デップの闘い DV疑惑の真実と復活への道』

世界的大スター、ジョニー・デップ。最近、あまり姿を見ないのは、2016年にあった事件が発端。元妻アンバー・ハードが彼のDVを訴えて泥沼化した騒動をきっかけに、ハリウッドから仕事を干されてたんですね(ちなみにジョニーは勝訴して名誉回復)。11月13日に公開される『クリスマス・キャロル/3人のゴーストたち』はそんなジョニーの復帰作で、久々の主演……なんですが、それを観る前に騒動の裏と、そもそもジョニーがどういう人物なのかをまとめた『ジョニー・デップの闘い DV疑惑の真実と復活への道』を読んで〜!幼少期の苦労、モテモテ期、大スター期、そしてDV疑惑とその真相を、ファクトとエビデンスで綴ったノンフィクションです。

『ジョニー・デップの闘い DV 疑惑の真実と 復活への道』
猿渡由紀 著 文藝春秋/¥2,750(発売中)

text : Masamichi Yoshihiro

otona MUSE 2026年12月号より

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