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『The O.C.』伝説の美少女、ミーシャ・バートンは今。強制入院、実母との泥沼裁判を経て掴んだ平穏とは?

  • 2026.10.14
Gregg DeGuire / Getty Images

2000年代初頭、社会現象を巻き起こした海外ドラマ『The O.C.』でヒロインのマリッサ役を演じ、世界中の女性を虜にしたミーシャ・バートン。誰もが羨む美貌と抜群のセンスで一躍トップアイコンとなった彼女ですが、その後の人生は電撃降板、逮捕、強制入院と、まさに波乱の連続でした。世間から「転落したお騒がせセレブ」と揶揄された彼女をそこまで追い詰めた真の元凶とは? 天才子役時代から母との泥沼裁判、そして再起を図る現在に至るまでの歩みを紐解きます。

Jon Kopaloff / Getty Images

【THEN】2000年代を席巻!『The O.C.』のヒロインとして世界一の“イット・ガール”へ

ミーシャ・バートンの名前を世界中に轟かせたのが、2003年に放送が始まった大ヒット青春ドラマ『The O.C.』です。カリフォルニア州の高級住宅街ニューポートビーチを舞台に、恵まれた環境にいながら孤独を抱えるヒロイン、マリッサ・クーパー役を演じ、当時17歳だった彼女は一躍スターダムにのし上がりました。

ドラマの人気とともに大きな注目を集めたのが、彼女自身の洗練されたファッションセンス。劇中で披露したプレッピースタイルにとどまらず、私服でのヘッドバンドやスキニージーンズにシャネルのバッグを合わせたミックステイストは、世界中の女性たちのお手本となりました。デザイナーのカール・ラガーフェルドに愛されてシャネルのアンバサダーに抜擢されたほか、大手コスメブランド「ニュートロジーナ」の広告塔を務めるなど、名だたるファッション誌の表紙を席巻。名実ともに2000年代を代表する元祖“イット・ガール”として、世界中を熱狂させたのです。

Pablo Cuadra / Getty Images

【NOW】毒母と絶縁し40代に突入。ロンドンでの舞台主演や『The O.C.』復活の匂わせも

彼女を金銭面でも精神面でも追い詰めた元マネージャーの実母とは、現在ビジネスでもプライベートでも一切の関係を断ち切っています。毒親の支配から逃れたミーシャは、生まれ故郷のロンドンや幼少期を過ごしたNYを行き来しながら穏やかな日々を送っています。

仕事面でも、豪ドラマ『ネイバーズ』やインディーズ映画への出演に加え、イギリスでの本格的な舞台劇で主演を務めるなど着実に前進。2026年に40歳を迎えた彼女は、年齢を重ねることや今後の女優キャリアに対しても前向きな姿勢を見せています。

さらに世間を驚かせているのが彼女のメンタルの回復ぶり。最近では、かつての共演者レイチェル・ビルソンらのポッドキャストに出演したほか、海外番組で「再結成があるかもね。どうなるか見てみましょう」と、『The O.C.』キャスト再集結の可能性を笑顔で示唆し、撮影秘話を懐かしむ場面も。かつて自身を崩壊へ追い込んだはずの作品をポジティブに語れるようになった姿に、多くのファンが安堵しています。

Dave Benett / Getty Images

『シックス・センス』の幽霊役も! 実力派として名を馳せた天才子役時代

1986年1月24日、イギリス人の父とアイルランド人の母のもとロンドンで生まれ、5歳でニューヨークへ移住したミーシャ。彼女のキャリアは幼少期の舞台から始まり、9歳で老舗昼ドラ『オール・マイ・チルドレン』でテレビデビューを飾ります。

11歳のときには映画『キャメロット・ガーデンの少女』の主演に抜擢され、名優サム・ロックウェルを相手に堂々たる演技を披露。さらに1999年の大ヒット映画『ノッティングヒルの恋人』では、ヒュー・グラントをタジタジにさせるませた子役の少女を演じて強い印象を残します。そして同年の名作ホラー『シックス・センス』では、母親に毒殺された哀しい少女の幽霊役を熱演。著名な映画批評家からも「最も自然で自由な演技」と絶賛を浴びました。

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世界中が知る大作で次々と強烈な存在感を放ち、幼くして確固たるキャリアと富を築いていったミーシャですが、この成功こそが、のちに実母からの凄まじい搾取を招く引き金となってしまいます。

J. Vespa / Getty Images

夜遊び、逮捕、強制入院…メディアの標的となった「お騒がせセレブ」時代

人気絶頂のさなか、2006年の『The O.C.』シーズン3でヒロインが死亡するという衝撃の展開を迎え、ミーシャはドラマを突如降板。この電撃離脱を機に、彼女は過熱するゴシップ報道の格好の標的となっていきます。

番組を去ったミーシャは、パリス・ヒルトンやニコール・リッチーら当時のトップセレブと夜な夜なクラブを巡るパーティーガールに変貌。2007年12月には、車線をはみ出して蛇行運転していたところを警察に制止され、飲酒運転や無免許運転、マリファナ所持の容疑で逮捕に至りました。

こうした一連の騒動もあり、メディアは彼女を「お騒がせセレブ」の筆頭として24時間体制で追跡。恋愛や破局だけでなく、急激な体型変化に対しても「激痩せ」「激太り」と面白おかしく書き立てました。精神的に追い詰められた彼女は2009年、警察によって自宅から連れ出され、精神科病院へ強制入院となる事態に発展したのです。

Denise Truscello / Getty Images

実母によるギャラ詐取と豪邸乗っ取り! 立ち向かった泥沼の法廷闘争

世間から「転落」と囁かれた背景には、マネージャーだった実母ヌアラによる金銭搾取がありました。2015年、ミーシャは実母を提訴します。

訴状によると、母は娘の知名度を勝手に利用してハンドバッグのラインやロンドンの店舗を立ち上げ、利益を独占した挙句にミーシャを事業から追い出していました。さらに2013年の主演映画『The Hoarder』では、実際の出演料についてミーシャに嘘をつき、差額をピンハネして着服。映画ごとに自身をプロデューサーとして名を連ね、不当な利益を得ていたといいます。

それだけに留まらず、ミーシャが購入した約780万ドル(約8億円以上)のビバリーヒルズの豪邸から彼女を締め出し母親だけで居座り続けたのです。2016年に母は約600万ドル(約6.7億円)の借金を抱えて自己破産を申請しました。のちに訴訟自体は取り下げられたものの、ミーシャは母との関係を完全に断ち切り、人生を取り戻したのです。

Text: Kaori Takeuchi
Photo: Getty Images

※この記事は2026年10月14日時点の情報です。

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