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キキ・パーマー、51年前の伝説のドレスで登場 亡きボブ・マッキーに捧げたオマージュ

  • 2026.11.5

米ファッション界の一大イベント、CFDAアワードで司会を務めたキキ・パーマーが、1975年にラクエル・ウェルチが着用したボブ・マッキーのドレスでレッドカーペットに登場。9月に87歳で亡くなった伝説のデザイナーに敬意を表した。(フロントロウ編集部)

51年前にラクエル・ウェルチが着た伝説のドレス

米時間11月2日、ニューヨークで開催された2026年のCFDAアワード。司会を務めたキキ・パーマーがレッドカーペットに選んだのは、ゴールドのビーズがきらめくヴィンテージドレスだった。腹部を大胆に見せるカットアウトに、細いストラップと深いスリットをあしらった華やかな1着だ。

実はこのドレス、デザイナーのボブ・マッキーが、女優で歌手のラクエル・ウェルチのために特別に仕立てたもの。1975年、ラクエルがテレビ番組『シェール・ショー』でシェールと「アイム・ア・ウーマン」を披露した際に着用していた。2人がマッキーの手がけたきらびやかな衣装で並んだパフォーマンスは、今も語り継がれている。

今回のドレスを探し出したのは、キキのスタイリストを務めるモリー・ディクソン。セレブ御用達のヴィンテージショップ、タイムレス・ヴィクセン(Timeless Vixen)から調達したという。米Vogueの取材にキキは、「ボブ・マッキーを着ることは、モリーに最初に伝えたアイデアのひとつでした」と明かし、エンターテインメントの歴史が詰まった作品を自分らしく着こなせたことへの喜びを語った。

9月に亡くなった「スパンコールの帝王」に敬意

シェールやダイアナ・ロスをはじめ、数々のスターの衣装を手がけ、「スパンコールの帝王」とも呼ばれたボブ・マッキー。2026年9月14日に87歳で亡くなったばかりだった。

華やかなビーズやスパンコールを駆使したデザインで知られるマッキーは、アカデミー賞に3度ノミネートされ、エミー賞を9度受賞。2019年には米ファッションデザイナー協議会(CFDA)から功労賞を贈られている。

タイムレス・ヴィクセンのオーナー、ローレン・ルピアも、マッキーが亡くなった直後にキキがこのドレスを着用したことについて、彼の象徴的なデザインが再び脚光を浴びるのは特別な意味があると米Vogueに語った。

一夜で4着、すべてヴィンテージで統一

この夜、キキが披露したのはマッキーのドレスだけではない。スタイリストのモリーとともに選んだ計4着は、すべて過去の名作をよみがえらせたヴィンテージドレスだった。

ほかには、歌手のトニ・ブラクストンがかつて着用したマーク・バウワーの肌見せが大胆な黒いドレス、1980年代のホルストンによるストライプ柄のワンショルダードレス、そして1970年代のスティーブン・バロウズによる黒いドレスを着用。黒とゴールドをテーマに、時代やデザイナーの異なる4着を披露した。

キキは米Vogueに「私にとって、これは時代を超えた物語でした」と語り、デザイナーや、その服を着てきた女性たちをたたえる装いだったと説明している。

ちなみに、キキは過去に人気スタイリストのロー・ローチとの仕事を自ら終わらせていたことが10月に改めて話題になったが、この夜は舞台裏でローとも顔を合わせた。さらに、デミ・ムーアやブランディらとの交流も楽しんだという。

51年前の伝説的なドレスを再びレッドカーペットに登場させたキキ。ファッションを通して、亡きデザイナーと、それぞれの時代を彩ったスターたちに敬意を表す一夜となった。

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