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「頑張るほど仕事が増え、報酬は減る」地獄のようなIT現場を抜け出した47歳の末路

  • 2026.10.11
激務続きでも頑張ってきたのに、ボーナス0。心が折れてしまった…。 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
激務続きでも頑張ってきたのに、ボーナス0。心が折れてしまった…。 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

夏休みにおすすめしたいウォーカープラスの人気漫画から、TOME(@tome_ura)さんによる「100日後に退職した47歳」を紹介する。連日の残業や休日出勤を乗り越えても返ってきたのは「ボーナスなし」の一言。会社の評価に絶望した47歳のシステムエンジニアが、退職までの100日間を描いたブラックユーモア満載の実録エッセイである。

「100日後に退職する47歳」1日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」1日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」2日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」2日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」3日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)
「100日後に退職する47歳」3日目 画像提供:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

努力の報酬は「なし」という現実

ソフトウェア開発に携わっていたTOMEさんは、クライアント対応に追われながらテストと修正を繰り返し、残業や徹夜、休日出勤を重ねる日々を送っていた。しかし最終評価は振るわず、「今期のボーナスはなし」と非情な宣告を受ける。頑張るほど仕事が増え、報酬は減るという笑うしかない現実が、転職を決意する最大の引き金となった。

2021年に開始した連載は100日間毎日更新を続け、フォロワー約400人から最終話では6万人超へと急成長。SEならではのトラブル対応や疲弊していく日常が同業者の共感を集め、のちに映像化も果たすこととなる。

漫画が現実を追い越し、つかんだ決断

「アプリを作るよりも短時間でいろいろ発信できておもしろそう」という動機から漫画制作を始めたTOMEさん。当初は日常の出来事を投稿していたが、「100日後に退職する47歳」とタイトルを付けた作品が突然拡散された。「2日目以降の内容はそれから考えました(笑)」と当時を振り返る。

連載開始当初は退職を直結させていたわけではなく、「いい転職先が見つかったら考えてもいいかな」という程度の気持ちだったという。しかし漫画を描き続けるうちに現実の気持ちも変化し、気が付けば70日目を描くころには実際に会社を辞めていた。

転職の理由について「職場との相性の悪さがあった」と分析する。物静かな性格に対し、職場は根性論が色濃く、「会社に評価されていないのでは」と感じたことも大きかったという。転職後の待遇については「前職のボーナスを含めなければ、今の会社の方がよいくらい」と率直に語る。また、ソフトウェア業界の急速なAI発展に触れ、「置いて行かれないようにしようと思います。競技プログラミングでスキルを磨いておくとよいと思いました。理由は漫画を読んでいただければわかります(笑)」と読者へユーモアを交えてアドバイスを送った。

ブラックな100日間の先に待っていた転機

連載完結を経て、作品はついに映像化された。映像化の話は100日目を投稿した当日に舞い込んだというが、実現までには紆余曲折もあった。それだけに「今回ついに配信が開始されて、素直にうれしいです。『人生、嫌なこともあれば良いこともあるなぁ』と、感じています」と喜びを語る。

報われない残業の日々も、ボーナスゼロの通知も、結果的には人生を大きく動かす伏線だったのかもしれない。

■取材協力:元アプリ開発者47歳(@tome_ura)

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