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夫「3日くらいなら大丈夫でしょ」母の忠告を聞き流し実家の木の下に3日停めた車→妻が足を止めた“光景”

  • 2026.10.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

家族で旅行へ出かける際、実家に集まり、1台の車に乗り合わせることもあるでしょう。庭に車を置かせてもらえれば、駐車場を探す手間も費用も省けて助かります。

しかし、空いている場所でも、数日間車を停めておくと思わぬトラブルにつながることがあります。

今日は、3連休の旅行前に、実家の庭に車を停めた30代夫婦のお話です。出発前に母親から注意を受けたものの、短期間なら大丈夫だと考えていた夫婦。

帰宅後、車を見て、その判断を後悔することになりました。

両親との旅行へ。車は実家の庭に

これは、自動車販売店に勤務する友人から聞いた、お客様である30代の男性・Aさんのお話です。

Aさん夫婦は、10月10日から12日までの3連休に、Aさんの両親と旅行へ出かけることになりました。両親が所有する大きめの車に乗り合わせるため、夫婦は自分たちの車で実家へ向かい、そこで乗り換える予定でした。

実家に着くと、庭の奥に車を1台停められる場所がありました。頭上には木の枝が広がり、木陰になっています。ここなら両親の車の出し入れを妨げず、日差しも避けられそうです。

Aさんは都合のよい場所だと思い、木の下に車を停めました。

車が汚れるよ…母親の忠告を聞き流して出発

旅行の荷物を両親の車に積み替えていると、母親が声をかけてきました。

「その木の下、樹液みたいなものが落ちてくるのよ。車が汚れるから、別の場所にしたら?」

妻も枝を見上げ、心配そうに尋ねます。

「ここに停めたままで大丈夫?近くの有料駐車場に移しておく?」

しかし、Aさんは、わざわざ移動させる必要はないと考えました。

「3日くらいなら大丈夫でしょ。汚れても、帰ってから洗えばいいよ」

早く出発したい気持ちに加え、駐車場代をかけたくないという思いもありました。母親はもう一度、汚れやすい場所だと念を押しましたが、Aさんは車を動かさず、家族と旅行へ出発しました。

12日の帰宅後、ボンネットに無数の小さな跡

旅行を終え、実家へ戻ったのは12日の夕方でした。荷物を自分たちの車へ移そうとした妻が、ボンネットを見て足を止めます。

「ねえ、細かい点がたくさんついているよ…。これ、全部汚れ?」

Aさんも近づいて見ると、ボンネットや屋根には、小さな滴が乾いたような跡が無数についていました。一部はべたついており、ほこりも付着しています。

「こんなに汚れるとは思わなかったな…」

母親の言葉を思い出したAさんでしたが、長時間の移動で疲れていたこともあり、その場で洗車する気にはなれませんでした。

「明日、洗車しよう。洗えば落ちると思うから」

夫婦は荷物を積み替え、そのまま自宅へ戻りました。しかし翌日、洗車を始めると、簡単には落ちない汚れだと分かったのです。

洗車では落としきれず、洗浄と部分的な磨きに3万円

13日、Aさんはカーシャンプーを使って車を洗いました。表面のほこりは落ちたものの、細かな付着物や跡が残っています。何度か洗い直しても、十分にはきれいになりません。

「強くこすって、傷になったら困るよ」

妻の言葉もあり、Aさんは自分で落とし続けるのをやめ、車の洗浄やコーティングを扱う専門店へ相談しました。

店で車体の状態を確認してもらい、まず付着物を洗浄で除去したうえで、残る跡については部分的に磨く作業を提案されました。提示された費用は、合わせて3万円。説明と見積もりを確認し、夫婦は作業を依頼します。

「駐車場代が浮いたと思っていたのに、かえって高くついた…」

妻に言われ、Aさんはうなずくしかありませんでした。

「お母さんに言われたとき、動かしておけばよかった…」

楽しかった旅行のあとに、思いがけない出費と手間が待っていました。

落ちにくい汚れは、無理にこすらず専門店へ相談する

木の下に停めた車につく汚れは、見た目だけで樹液と断定できるものではありません。ただし、松ヤニなど油分(または油性成分)を含む樹液は塗装を傷める場合があるため、できるだけ早く取り除く必要があります。

べたつく汚れに気づいたら、放置せず、早めに対処しましょう。通常の洗車で落ちない場合は、強くこすったり、自己判断で溶剤を使ったりせず、専門店へ相談してください。

今回、Aさんは洗浄と部分的な磨きに3万円を支払いましたが、必要な作業や費用は、汚れの種類や範囲、塗装の状態によって異なります。依頼する際は、車体の状態を確認してもらい、作業内容と見積もりに納得したうえでお願いしましょう。

数日間車を停めるなら、周囲の状況も確認する

実家や自宅の敷地内でも、車を停める場所には注意が必要です。数日間動かさない場合は、頭上に木の枝が張り出していないか、地面にべたつく汚れや落下物がないかを確認しましょう。普段その場所を見ている家族からの忠告も、聞き流さないことが大切です。

適した場所がなければ、有料駐車場の利用も検討してください。その際は、料金に加え、数日間続けて駐車できるかも確かめておきましょう。

駐車場代を節約したつもりが、汚れを落とす費用や手間につながることもあります。無料かどうかだけで判断せず、留守中の車の状態も考えて駐車場所を選びましょう。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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