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54年越しの初TOP10。ビートルズ『ラバー・ソウル』が歴代最長記録

  • 2026.10.8

ザ・ビートルズ『ラバー・ソウル』のスペシャル・エディションが、10月12日付のオリコン週間アルバムランキングで初登場7位に入った。1972年の初ランクインから54年4か月。同じ作品が初めてチャートに入ってからTOP10に届くまでの期間として、歴代最長の記録になった。(フロントロウ編集部)

初登場7位、売上は1.3万枚

60年以上前に作られたアルバムが、2026年の日本のチャートを動かした。10月2日に発売されたザ・ビートルズの『ラバー・ソウル』スペシャル・エディションが、10月12日付のオリコン週間アルバムランキングで売上1.3万枚を記録し、初登場7位に入った。

ザ・ビートルズのアルバムがTOP10に入るのは、これで通算25作目。ただ、『ラバー・ソウル』という作品に限れば、TOP10入りは今回が初めてだ。

ザ・ビートルズ
© Apple Corps Ltd.

最初のランクインは1972年

『ラバー・ソウル』がオリコンの週間TOP100に初めて顔を出したのは、1972年6月26日付のこと。そこから今回のTOP10入りまでに54年4か月がかかった。これは「同一作品による初ランクインからTOP10入りまでのインターバル記録」として、歴代最長となる。

1972年が“初登場”になっているのには理由がある。オリジナル盤が発売された1965年12月の時点では、オリコンにアルバムを対象とするランキングそのものが無かった。いまの週間アルバムランキングの前身にあたる「LPランキング」の集計が始まったのは、1970年1月になってからだ。つまり『ラバー・ソウル』は、発売当時に日本で順位を争う場すら持っていなかったことになる。

実験的なビートルズへの転換点

1965年に発表された『ラバー・ソウル』には、「ドライヴ・マイ・カー」「ノルウェーの森(ノーウェジアン・ウッド)」「ミッシェル」「ガール」「イン・マイ・ライフ」などが収められている。新しい楽器やサウンド、録音技法を積極的に取り入れたアルバムで、初期のポップ・グループだったザ・ビートルズが、より実験的なアルバム作りへと向かう転換点になった作品と評価されている。発売当時は、英国で9週、米国で6週にわたってアルバムチャートの1位に立った。

ザ・ビートルズ『ラバー・ソウル』ジャケット
画像提供:ユニバーサル ミュージック

新ミックスから未発表音源まで

今回のスペシャル・エディションには、ジャイルズ・マーティンとサム・オケルによるニュー・ステレオ・ミックスをはじめ、Dolby Atmosミックス、オリジナル・モノ・ミックス、キャピトルのUSアルバム版、そして未発表のセッション音源やホーム・デモまでが収録されている。名盤を現代の音響技術で鳴らし直したことが、半世紀を超えた記録につながった形だ。

ザ・ビートルズ『ラバー・ソウル』スペシャル・エディションは、LP、CD、ブルーレイの各フォーマットで発売中。

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