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凱旋門賞は…世界の競馬「高額賞金レース」TOP5!1着だけで15億円超、世界最高賞金のレースとは

  • 2026.10.1

日本競馬にとって「世界制覇」を象徴する夢の一つ、それが凱旋門賞制覇だ。

フランス競馬の最高峰「凱旋門賞(Prix de l'Arc de Triomphe)」は今週末、現地時間10月4日にパリ・ロンシャン競馬場の芝2400mで開催される。

1920年創設の歴史を誇り、日本からも長年にわたって数々の名馬が挑戦してきたものの、いまだ勝利には届いていない。

今年はアドマイヤテラとメイショウタバルの2頭が出走予定。アドマイヤテラはクリスチャン・デムーロ騎手、メイショウタバルは武豊騎手とのコンビで、日本競馬の悲願に挑む。

フランスギャロも「日本馬はいまだ勝利していない」と日本の長年の挑戦に注目している。

そんな凱旋門賞の賞金総額は500万ユーロ(約9億円)で、1着賞金は285万7000ユーロ(約5億1000万円)。十分に桁外れだが、世界にはさらに巨額の賞金が用意されたレースが存在する。

そこで今回は、2026年10月時点での世界の競馬、賞金総額における「高額賞金レース」TOP5を紹介する。

5位 ゴールデンイーグル

オーストラリア/ランドウィック競馬場

賞金総額:1000万豪ドル(約11億円)
1着賞金:525万豪ドル(約5億7000万円)

2019年に創設された比較的新しいレースながら、巨額賞金を武器に一気に世界的レースへ成長したゴールデンイーグル。2026年は芝1500m、4歳馬限定で行われ、賞金総額は1000万豪ドル。そのうち1着だけで525万豪ドルが与えられる。

日本競馬とも縁が深い。2023年にはNHKマイルカップ3着のオオバンブルマイが海外初挑戦で参戦すると、豪快な末脚で優勝。オーストラリア国外からの遠征馬として初めて同レースを制した。

2024年にはアスコリピチェーノ、コラソンビートも参戦するなど、日本馬にとって存在感を増しているオーストラリアのビッグレースだ。

4位 メルボルンカップ

オーストラリア/フレミントン競馬場

賞金総額:1020万豪ドル(約11億2000万円)
1着賞金:450万豪ドル(約5億円)

「The race that stops a nation(国を止めるレース)」とも呼ばれるオーストラリア競馬最大級の祭典。1861年創設という長い歴史を持ち、芝3200mのハンデ戦で争われる。2026年は賞金総額が1020万豪ドルに設定され、11億円を超えるビッグレースとなった。

日本競馬史に残るのが2006年だ。角居勝彦厩舎のデルタブルースとポップロックが参戦し、最後は2頭による一騎打ちに。岩田康誠騎手が騎乗したデルタブルースがポップロックを退け、日本調教馬初制覇を成し遂げた。

しかも日本馬によるワンツーフィニッシュでの偉業達成。2026年はその歴史的勝利からちょうど20周年を迎える。

3位 ドバイワールドカップ

UAE/メイダン競馬場

賞金総額:1200万ドル(約19億円)
1着賞金:696万ドル(約11億円)

世界中のトップホースが春のドバイへ集結する「ドバイワールドカップデー」。その最後を飾るメインレースが、ダート2000mのドバイワールドカップだ。2026年の賞金総額は1200万ドルで、優勝すれば1レースだけで日本円にして10億円以上を獲得する。

日本馬も大きな歴史を刻んできた。2011年にはヴィクトワールピサが優勝し、トランセンドが2着となって日本馬ワンツー。2023年にはウシュバテソーロが日本馬として2頭目の優勝馬となった。

2026年はフォーエバーヤングが挑戦したものの、マグニチュードに敗れて2着。世界最高峰のダートホースが集う舞台で、日本勢はすでに何度も主役を演じている。

2位 ジ・エベレスト

オーストラリア/ランドウィック競馬場

賞金総額:2000万豪ドル(約22億円)
1着賞金:700万豪ドル(約7億7000万円)

2017年に創設された「世界最高賞金の芝レース」の一つが、オーストラリアのジ・エベレストだ。

最大の特徴は、伝統的なG1とは異なる「スロット制」。出走枠を保有するスロットホルダーが有力馬の陣営と交渉し、12頭によって芝1200mのスプリント王決定戦が行われる。現在の賞金総額は驚異の2000万豪ドル。優勝賞金だけでも700万豪ドルに達する。

短距離競馬が非常に盛んなオーストラリアらしく、世界屈指のスプリンターたちが集結。創設から10年にも満たない歴史ながら、巨額賞金と独自のシステムによって既存の常識を覆し、世界競馬のカレンダーにおいて強烈な存在感を放つレースへ成長した。

1位 サウジカップ

サウジアラビア/キングアブドゥルアジーズ競馬場

賞金総額:2000万ドル(約31億円)
1着賞金:1000万ドル(約15億8000万円)

世界最高賞金レースの頂点に君臨するのがサウジカップだ。

2020年に創設されたダート1800mの国際競走で、賞金総額は実に2000万ドル。優勝馬にはその半分となる1000万ドルが与えられる。

日本円換算なら、わずか1分50秒前後のレースで約15億6000万円という文字通り桁違いの世界だ。主催するサウジアラビアジョッキークラブも「World's Richest Race」と位置づけている。

そして現在、その最高峰に立っているのが日本馬フォーエバーヤング。2025年に日本調教馬として初優勝すると、2026年もニソスとの激戦を制し、大会史上初となる連覇を達成している。

画像: フォーエバーヤング (C)Getty Images
フォーエバーヤング

世界最高賞金レースを日本馬が2年連続で制するという、かつてない歴史を作った。

惜しくもTOP5圏外、日本最高賞金のジャパンカップ

ちなみに、日本競馬で最高額の賞金を誇るレースが、東京競馬場の芝2400mで行われるジャパンカップだ。

2026年の賞金総額は10億9000万円で、1着賞金は5億円。今回のランキングでは、5位ゴールデンイーグルの1000万豪ドル(約11億円)にわずかな差で及ばず、惜しくもTOP5圏外となった。

ただし、海外調教馬には指定された海外レースの成績に応じてボーナスが設定されており、2026年から制度が大幅に拡充。対象レースの勝ち馬がジャパンカップを制した場合、最高500万ドル(約7億9000万円)のボーナスを獲得できる。

通常の1着賞金5億円と合わせれば最大12億円超!海外のトップホースを日本へ呼び込むため、世界最高峰の高額賞金レースに負けないインセンティブを用意したジャパンカップは今年、11月29日に東京競馬場で開催される。

筆者:Qoly編集部

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