1. トップ
  2. エンタメ
  3. ウィル・スミス、俳優になる前のラッパー時代をドラマ化へ

ウィル・スミス、俳優になる前のラッパー時代をドラマ化へ

  • 2026.10.7

映画スターになる前のウィル・スミスは、フィラデルフィアのティーンエイジ・ラッパーだった。その青春時代を描くドラマシリーズ『215(原題)』の企画が動き出したことがわかった。舞台は1980年代。相棒のDJジャジー・ジェフとともにヒップホップの世界を駆け上がっていく日々を描く。手がけるのは、ウィル自身が共同設立した制作会社ウェストブルック・スタジオズだ。(フロントロウ編集部)

タイトル『215』に込められた意味

米Deadlineの独占報道によると、『215』はウィルの若き日と、DJジャジー・ジェフ(本名ジェフ・タウンズ)とのデュオ「DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンス」の躍進に着想を得たドラマ。頭の回転が速い10代のラッパーと、音楽面での“相棒”であるDJ、そして夢を支えた仲間たちが、フィラデルフィアのヒップホップシーンが盛り上がるなかで、レコード契約とお金、そして街を抜け出す道を追い求める物語になるという。

タイトルの「215」は、フィラデルフィアの市外局番のこと。レーベルとの交渉、地元への義理、突然手にした名声、そして2人を結びつける一方で、揺らぎ始める友情も描かれると紹介されている。

ウェストブルック・スタジオズのテレビ部門社長テレンス・カーターは、「『215』は私たちにとって特別な意味があります。DJジャジー・ジェフ&ザ・フレッシュ・プリンスの台頭から着想を得て、80年代後半から90年代初頭という、この街のヒップホップシーンにとって決定的な時代のフィラデルフィアをたたえる作品だからです」とコメント。本作は、投資会社マラー・グループと組んで映画やドラマを共同開発していく新たな提携の第1弾となる。

グラミー賞をボイコットした過去も

「ザ・フレッシュ・プリンス」とは、ラッパー時代のウィルの名義。デュオは1988年の「ペアレンツ・ジャスト・ドント・アンダースタンド(Parents Just Don’t Understand)」や1991年の「サマータイム(Summertime)」などのヒットを放ち、レコードの売り上げは500万枚を超えた。

なかでも語り草になっているのが、1989年のグラミー賞をめぐる一件だ。この年、新設された最優秀ラップ・パフォーマンス部門に2人はノミネートされ、受賞を果たした。しかし、同部門の発表がテレビ中継されないと知った2人は、授賞式そのものをボイコット。米The Hollywood Reporterによると、当時ウィルは「僕らはボイコットすることを選びました。これは侮辱だと感じています」と語っていた。

翌年からラップ部門の発表はテレビで中継されるようになり、ウィルはのちに映画『メン・イン・ブラック』の主題歌でグラミー賞を受賞した1998年、「グラミーのステージに立つのは、実はこれが初めてなんです」とスピーチしてみせた。ドラマでこうしたエピソードまで描かれるのかにも注目が集まりそうだ。

『ベルエアのフレッシュ・プリンス』の“前日譚”

ウィルの若き日をベースにしたドラマは、これが初めてではない。ウィル主演のシットコム『ベルエアのフレッシュ・プリンス』は、のちにシリアスなドラマ『BEL-AIR/ベルエア』としてリブートされ、Peacockで4シーズンにわたって配信された。そのリブート版を手がけたのもウェストブルック・スタジオズで、同社はほかにもドラマ『コブラ会』などを手がけ、映画では『アイ・アム・レジェンド』の続編も控えている。

提携先マラー・グループのCEOサヤン・ナヴァラトナムは、本作を「何十年にもわたって世界中の観客に愛されてきた番組の、語られてこなかった原点の物語」と表現している。配信先やキャスト、公開時期はまだ明らかになっていない。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ