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医師「放置しないで」→実は『腎臓病』のサインかも。“+”がついてたら要注意…健康診断で確認すべき「2つの項目」とは?

  • 2026.10.25
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「自分はまだ若いから大丈夫」「腎臓病は高齢者の病気では?」と思っていませんか?実は、10代から30代といった若い世代であっても、腎臓に不調を抱えるケースは決して珍しくありません。

なぜ若くても腎臓病のリスクがあるのか、そして普段の食事や生活習慣の中にどのような落とし穴が潜んでいるのでしょうか。

今回は、泌尿器科の専門医である小内友紀子さんに、若い世代が知っておくべき腎臓のリスクと、将来の腎機能を守るための具体的な対策について詳しく解説していただきました。

若い世代にもリスクあり?知っておきたい腎臓への負担

---若い世代でも腎臓病になることがあるのでしょうか?注意すべき病気や、日常の生活習慣について教えてください。

小内友紀子さん:

「まず知っておいていただきたいのは、若い世代の腎臓病には、生活習慣とは関係なく起こるものも多いということです。代表的なのが『IgA腎症』で、10代から30代で見つかることが少なくありません。初期は自覚症状がほとんどなく、健診の尿検査で初めてわかります。

そのうえで、腎臓に負担をかける生活習慣もあります。外食やコンビニ食が中心になると、塩分が多くなりがちです。塩分のとりすぎは血圧を上げ、腎臓の細い血管を少しずつ傷めます。甘い清涼飲料水の飲みすぎは、肥満や尿酸値の上昇につながります。

睡眠不足や強いストレスが続くと、血圧が上がりやすくなります。喫煙も腎臓の血管を傷める要因です。一つひとつは小さくても、20代から積み重なると、将来の腎機能に影響します。」

市販薬やプロテイン・サプリが腎臓に与える影響とは

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---頭痛薬などの市販薬や、筋トレで飲むプロテイン・サプリメントが腎臓に負担をかけるというのは本当でしょうか?

小内友紀子さん:

「市販の鎮痛薬(特にロキソプロフェンやイブプロフェンなど)は、腎臓への血流を減らす作用があります。生理痛や頭痛で毎月のように飲み、水分も少ない状態が続くと、腎臓に負担がかかります。

高タンパク食については、健康な腎臓であれば、通常の範囲で心配しすぎる必要はありません。ただし、プロテインを何杯も重ねるような過剰摂取は、腎臓のろ過の負担を増やします。腎臓病が隠れている方では、進行を早めるおそれがあります。

また、筋トレ用の『クレアチン』のサプリメントや、検査前のプロテインの摂取、激しい運動の影響で、腎機能の検査値が実際より悪く出ることもあります。健診で異常を指摘されたときは、飲んでいるものを医師に伝えてください。」

将来の腎臓を守る!今すぐできる健診の見直しと予防策

---手遅れになる前に、私たちが今すぐ実践できる具体的な対策やチェックすべき健診項目を教えてください。

小内友紀子さん:

「最も手軽な一歩は、『健診の尿検査の結果を見直すこと』です。

『尿蛋白』や『尿潜血』に『+』がついていたら、放置せずに腎臓内科か泌尿器科を受診しましょう。血液検査の『eGFR』や『クレアチニン』の値も確認してください。

健診を受ける機会がない方は、年に一度は尿検査を受けることをおすすめします。短時間で負担なく受けられ、腎臓病の早期発見に大きく役立ちます。

日常生活では、水分をこまめにとり、麺類の汁を残すなど、できることから塩分を減らしましょう。家庭で血圧を測る習慣をつけるのも効果的です。腎臓は一度悪くなると元に戻りにくい臓器です。若いうちからの小さな心がけが、将来の腎臓を守ります。」

若いうちからの小さな見直しが、未来の健康をつくる

自覚症状が出にくいからこそ、健診で「尿蛋白」や「尿潜血」の異常を見逃さないこと、そしてeGFRやクレアチニンの値を確認することが早期発見につながります。

市販薬の飲み方やプロテインの過剰摂取に注意し、水分補給や塩分を控える意識を持つことなど、今から始められる工夫はたくさんあります。一度悪くなると元に戻りにくい臓器だからこそ、健診結果を見直し、日々の生活習慣を少しずつ整えていきましょう。


監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科 診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科 講師、医師、医学博士

女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。

【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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