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『尿管結石になりやすい人』には“共通点”があった。当てはまったら要注意…“意外とやりがちな習慣”とは?【泌尿器科医が解説】

  • 2026.10.26
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「突然襲う猛烈な痛み」で知られる尿管結石。「なぜ体の中に石ができてしまうのか」「日常のどんな習慣がリスクになるのか」と疑問や不安を抱いている方も多いのではないでしょうか。

今回は、泌尿器科の専門医である小内友紀子さんに、尿管結石が形成される仕組みや見落としがちなリスク要因、そして明日からすぐに始められる効果的な予防法について詳しく伺いました。

なぜ体の中に「石」ができるの?主な原因とリスク要因

---尿管結石ができる主な仕組みや、発症に関わるリスク要因について教えてください。

小内友紀子さん:

「尿管結石の約8割はシュウ酸カルシウムを主成分としています。尿の中でカルシウムやシュウ酸、尿酸などの濃度が高くなると、溶けきれなくなった成分が結晶になり、それが集まって石へと成長します。

いちばん大きく関わるのは水分不足です。尿量が減ると成分が濃縮され、結晶ができやすくなります。食生活では、肉類など動物性たんぱく質の摂り過ぎ、塩分過多、糖分の多い飲み物、アルコールなどが、尿中のカルシウムや尿酸を増やします。さらに、結石を防ぐ働きをもつクエン酸を減らす方向にも作用します。

肥満や運動不足、メタボリックシンドロームも、結石の発症や再発と関連していることがわかっています。」

水分不足や食生活の影響は?見落としがちなリスク

---水分不足や特定の食べ物、食事のタイミングなどは、どの程度リスクに影響するのでしょうか?

小内友紀子さん:

「水分不足の影響はとくに大きく、尿量が少ない状態が続くと結石のリスクははっきりと上がります。実際に、水分を多めにとって尿量を増やしたグループでは、5年間の再発率がおよそ半分に下がったという研究報告があります。

ほうれん草やナッツ類、チョコレートなどシュウ酸の多い食品は、毎日大量に食べ続けると注意が必要です。ただし、普通の量を食べること自体を過度に恐れる必要はありません。

一方、夜遅い夕食は見落とされがちなリスクです。食後2〜4時間ほどは尿中のカルシウムやシュウ酸が増えます。そのまますぐ眠ると、水分をとらない夜間に濃い尿が長時間たまり、結石ができやすい条件がそろってしまいます。」

今日からできる!結石を防ぐための正しい生活習慣

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

---結石の予防や再発防止のために、日常で実践できる具体的な対策を教えてください。

小内友紀子さん:

「最初の一歩としておすすめするのは『水を飲む習慣をつくること』です。食事以外に1日2リットル程度の水分を目安にしてください。朝起きたとき、毎食時、入浴後、寝る前など、飲むタイミングを決めておくと続けやすくなります。尿の色が薄い黄色であれば、十分に水分がとれているサインです。飲み物は、甘いジュースやアルコールではなく、水やお茶を選びましょう。

夕食はできれば就寝の4時間前までに済ませるのが理想です。ほうれん草は茹でてアクを抜き、乳製品などカルシウムを含む食品と一緒に食べると、シュウ酸が腸で吸収されにくくなります。塩分と肉類を少し控えめにし、柑橘類を取り入れるのもよいでしょう。

尿管結石は再発しやすい病気ですが、日々の小さな工夫の積み重ねで、そのリスクは確実に下げられます。」

日々の小さな工夫の積み重ねで結石リスクをしっかり下げよう

激しい痛みを伴う尿管結石ですが、その背景には水分不足や食生活、夕食のタイミングなどが深く関わっていることが分かりました。

予防・再発防止のためには、「1日2リットルの水分補給」をはじめ、夕食を早めに済ませることや、調理法の工夫といった日々の対策が大きな効果を発揮します。まずは朝起きたときや寝る前の水分補給など、今日からできる身近な習慣から取り入れてみてはいかがでしょうか。


監修者:小内友紀子
公益財団法人ときわ会 常磐病院 泌尿器科診療副部長、東京女子医科大学病院 泌尿器科講師、医師、医学博士。女性泌尿器科医師として、普段は女性によくある尿もれから、男性の前立腺癌をはじめとする泌尿器科領域の癌診療まで診療しております。【資格】医師 / 医学博士 / 泌尿器科専門医・指導医 / 透析医学会専門医・指導医 / 排尿機能学会専門医

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