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NHK朝ドラ『風、薫る』(130、最終回)2人が起こした風の行方

  • 2026.9.25
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女優の見上愛さん(25)が一ノ瀬りん、上坂樹里さん(21)が大家直美というヒロインをそれぞれ演じるNHK連続テレビ小説『風、薫る』(月~金曜午前8時、土曜は1週間の振り返り)の第130話が25日放送され、今年3月30日から始まった半年間の物語が最終回を迎えました。明治から時代が一気に進み、りんと直美が築いた看護の志が現代へ受け継がれていることを示すラストに視聴者が感動。Xではこの日、「風薫る」というワードがトレンド入りしました。

感無量の面持ちの恵風会の面々

月日は流れて、りんが執筆した著書『実践看護法』の発売日を迎えました。恵風看護婦会の事務所では、包帯の巻き方から病気ごとの詳細な手当てまでを網羅した1冊を手にしたりんが、直美のほか、三浦ツヤ(東野絢香さん)、魚住セツ(村上穂乃佳さん)ら後輩たちとともに感無量の面持ちで言葉を交わしていました。

そこへ出版祝いの菓子折りを手にした帝都医大病院の婦長・玉田多江(生田絵梨花さん)が訪れ、長年交渉を続けてきた看護婦の賃上げが実現したという朗報をもたらします。りんは「ありがとう」と感謝。看護の道で女性たちが自立して生きられる未来が広がり始めたことに、一同は大きな喜びに包まれました。

『実践看護法』を手に街を歩くシマケン

同じ頃、りんのかつての恋人、シマケンこと島田健次郎(Aぇ! group・佐野晶哉さん)も、手にしたばかりの『実践看護法』を抱えて街を歩いていました。

その道中、幼い子の手を引いた生活に困窮する女性から声をかけられたシマケンは、『実践看護法』とチョコレートをそっと手渡します。そのまま訪れた団子屋の「田之上屋」で、りんの幼なじみ、竹内虎太郎(小林虎之介さん)から本がないことを「りんの本を肴に飲むって…」とツッコまれたシマケンは、「あげてしまって…。そのほうが、あの子と、社会のためになりそうだったから」と穏やかに微笑みます。

世界中のうまいものを包み込んだ丸山忠蔵(若林時英さん)特製の「クリームパン」を頬張りながら、互いに合わないようで通じ合う友情を確かめ合います。

双六に興じ「一家団欒」の喜びに満たされる一ノ瀬家

一ノ瀬家の居間では、りんの妹・槇村安(早坂美海さん)、娘の環(瀧七海さん)、直美の息子・明(西田一咲さん)が、にぎやかに双六に興じていました。

双六に描かれた看護婦、女教師、電話交換手、絵師など多様な職業の絵を見つめながら、女性たちが自らの力で夢を追い、道を選べるようになった時代の変化を実感するりんたち。無事に上がりへとコマを進めた環の笑顔と、ボタンが取れた明の姿。集まった家族は温かな「一家団欒」の喜びに満たされます。

「そろそろ引退してゆっくりしないと」

夕暮れ時、縁側に並んで座ったりんと直美は、お茶を手にこれまでの歩みを静かに振り返ります。「気づいたら、おばさんになって…ここに座ってた」という直美に、りんも「そうね」と返します。

「そろそろ引退してゆっくりしないと。今にも看護してもらうようね」。直美の言葉に、りんは「直美さんの看護はなあ…。いろいろやり方叱りそう」と冗談を言います。直美が「そんなことしないよ。この本読めって渡す」と笑うと、りんが「種、まけたかな…」とつぶやきます。直美も「さぁ、どこから、どんな芽がでてくるか」と前を向きました。

「2人が起こした風は、この先遠くまで吹き続けるよ」

その時、一陣の風とともに庭先に真風(研ナオコさん)が姿を現し、「きっと花も咲くよ。お久しぶり。2人が起こした風は、この先遠くまで吹き続けるよ」と言いました。

真風の言葉を聞いた直後、日比谷で将棋倒しが起き、多数のけが人が出ているとの知らせが入ります。りんと直美は迷うことなく立ち上がり、看護婦服に着替えて現場へ向かいました。

物語は現代へ、りんと直美にそっくりな看護師が患者の看護に

そして主題歌の後、物語は現代へ。病院では、りんと直美にそっくりな2人の看護師が連携しながら患者の看護にあたっていました。鳴り響く端末に「今すぐ向かいます」と応じ、それぞれの持ち場へ走り出し、りんと直美の思いが現代にも引き継がれていることを示唆して、物語は幕を閉じました。

SNS「多くの勇気と感動をもらった」と称賛の嵐

『風、薫る』の第130話の放送に対し、SNSでは、視聴者から様々な反応が寄せられています。

SNSの反響まとめ

【分析データ】
調査対象:『風、薫る』公式X (旧Twitter)に寄せられたコメント
調査期間:9月25日(金)8:15~9:30
サンプル数:95件 / 調査方法:テキストマイニング

W主演と品格ある脚本に称賛の嵐 激動の明治を舞台に、看護の道を切り拓いたりんと直美の姿に「多くの勇気と感動をもらった」という声が殺到しました。「原案、脚本、演出、役者の全てが素晴らしい」「端正で品がある」というダブル主演の試みや作品の質の高さを絶賛する意見が多く寄せられています。

現代へ繋ぐラストシーンは賛否両論 現代の医療現場へと時を超えた結末に対し、「スッキリとした見事な着地」「すごろくに『看護婦』が登場した描写に感動した」と好意的に受け止める声が多数上がりました。一方で、「唐突に飛んだ」「オチがなく違和感がある」と急展開に戸惑う意見も見られました。

毎朝の癒やしが消えた「風薫るロス」 半年間の放送を終え、「私の朝が終わってしまった」「寂しい」と喪失感を訴える視聴者が続出しています。Mrs. GREEN APPLEの主題歌『風と町』も作品の世界観にぴったりだったと評され、毎朝のルーティンが終わることを惜しむ温かい声が溢れました。

個性的なキャラへの愛着と残された謎 シマケンなど魅力的なキャラクターが愛された反面、「謎の占い師・真風の正体がわからないまま」といったツッコミも。また、週5回放送ゆえの時間の飛び方や、起伏の少ない淡々としたストーリー展開を指摘する厳しい視点も一部寄せられていました。

ライターコメント

半年間にわたり、りんと直美の奮闘を見守ってきた身としては、2人がまいた「看護の種」が現代へと繋がるラストシーンに胸が熱くなりました。女性たちが自らの足で歩み始めた明治の創成期から、多様な選択肢が広がる現代の医療現場へ。時を超えてバトンが渡されるような結末は、朝ドラの王道でありながら爽やかな余韻を残してくれました。毎朝、りんや直美たちに会えくなり、すっかり「風薫るロス」の一人ですが、2人が起こした風は、これからも私たちの背中を押し続けてくれるような気がします。

『風、薫る』過去記事

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