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「座るのをやめてもらえますか」電車の通路に座った女子高校生たち。だが、注意しても立ち上がらない状況で声をかけたのは

  • 2026.9.25
「座るのをやめてもらえますか」電車の通路に座った女子高校生たち。だが、注意しても立ち上がらない状況で声をかけたのは

休日の電車に乗っていた女子高校生たち

休日の朝、小学生の息子と2人で、親戚の家へ向かう電車に乗った。

車内には、そろいのジャージを着た女子高校生が多くまとまって座っていた。足元には大きなバッグが並び、部活の遠征なのだろうと思った。

「ママ、お姉さんがいっぱいいるね」

私たちは端の席に座った。楽しそうな話し声は聞こえていたものの、そのときは特に気にしていなかった。

ところが何駅か過ぎたころ、何人かが席を立ち、通路に腰を下ろした。そして膝の上でお弁当のふたを開け始めた。

「ねえ、その卵焼きちょうだい」

何人かで輪になるように座ったため、通路は通りにくくなっていた。

隣の車両へ移ろうと立ち上がった年配の男性も、その手前で足を止めると、結局また席へ戻っていった。

すると、近くに座っていた60代くらいの女性が女子高校生たちに声をかけた。

「ごめんなさい。通路だから、座るのをやめてもらえますか」

女子高校生たちは女性を見たものの、話し声が少し小さくなっただけで、立ち上がろうとはしなかった。

女性は少し間を置いて、もう一度声をかけた。

「あの、ここを通りたい人もいるから。立ってもらえますか」

それでも、すぐには輪がほどけなかった。

隣にいた息子が、私の袖をぎゅっとつかんだ。先頭の車両から線路を見るのを、朝から楽しみにしていたのだ。

隣の車両から入ってきた先生

そのとき、隣の車両との間のドアが開いた。

入ってきたのは、同じようにジャージを着た40代くらいの女性だった。通路に座っている生徒たちを見ると、足を止めた。

「あ、先生」

女子高校生の一人が小さくつぶやいた。

先生は通路の様子を見てから、落ち着いた声で言った。

「そこは、ほかのお客さんが通る場所です。お弁当をしまって、座席に戻りなさい」

さっきまで続いていた笑い声が止まった。

女子高校生たちは顔を見合わせながらお弁当を閉じ、バッグを持って立ち上がると、それぞれ席へ戻っていった。

通路が空くと、先生は注意した女性のほうへ向き直った。

「申し訳ありませんでした。ご迷惑をおかけしました」

座席に戻った女子高校生たちからも、「すみませんでした」と小さな声が聞こえた。

女性は少し表情を緩めた。

「いえ、わかってもらえれば大丈夫です」

すると息子が、空いた通路を見て私の手を引いた。

「ママ、通れるよ」

私たちはそのまま先頭の車両へ向かった。運転席の後ろから線路が見えると、息子はうれしそうに窓の向こうを眺めていた。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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