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夏祭りではぐれてしまった3人のマダム。それぞれ自由に楽しんだら、思い出も3倍に!【書評】

  • 2026.9.20

【漫画】本編を読む

大混雑の夏祭り。一緒に訪れた友人とはぐれたら、会えるまでじっと待つべきか。それとも、せっかく来たのだからと、ひとりでも楽しむべきか。

『マダムたちのルームシェア2』(seko koseko/KADOKAWA)は、仲良しマダム、沙苗、栞、晴子の共同生活を描くコミック。彼女たちは一緒に過ごす時間を大切にしながらも、いつも3人一組でいるわけではない。3人で過ごす時間を大切にしながら、それぞれの時間も尊重する。べったりしすぎない大人の友情が心地よい作品だ。

ある時、近所の神社で夏祭りが開かれると知り、3人は一緒に夜に出かけることに。首を冷やすグッズ、小さな扇風機、虫よけまで準備は万全。夕飯は屋台で調達しようと、楽しみで仕方がない。

ところが、会場は大混雑。沙苗はあっという間に栞と晴子を見失い、境内の大きな木の下で落ち合うことにした。沙苗はポテトを買ったものの、自分だけお祭りを楽しむことに罪悪感を抱く。だが、彼女の前に現れたのは、ヨーヨーやフランクフルト、飲み物を手に、すっかりお祭りを満喫した様子の栞。さらに晴子も、りんご飴や光る腕輪、おもちゃを携えて現れる。

そんな栞と晴子の姿を見た沙苗は、「私はポテトだけなのが悔しいわね……射的やりに行きたいから付き合ってくれるかしら」と2人を誘い、今度はみんなで射的へ向かう。離れている間は思い思いに過ごし、再会すれば、その体験を共有して笑い合う。べったりしなくても、友情は揺るがない。3人の軽やかな距離感が、夏祭りの夜をいっそう魅力的に見せてくれるエピソードだ。

文=アサトーミナミ

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