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「婚活」を何年やってもなぜ結婚できない?失敗する人が口にしがちな5つの“NGワード”とは

  • 2026.9.20
婚活に取り組んでもなかなか結婚できない人が口にしがちなNGワードとは?(画像はイメージ)
婚活に取り組んでもなかなか結婚できない人が口にしがちなNGワードとは?(画像はイメージ)

結婚相談所に入会し、お見合いも仮交際も経験しているにもかかわらず、何年たっても結婚にたどり着けない人がいます。そうした人たちの話を聞いていると、いくつかの共通した言葉が出てきます。

婚活中の皆さんの中には、「まったく同じ発言をしていた」と、心当たりがある人もいらっしゃるかもしれません。その言葉の裏には、どんな心理が隠されているのでしょうか。仲人として多くの婚活者を見てきた筆者が、婚活が長期化している人に多い5つの発言と、その心理について解説します。

「サイトを見ても会いたい人がいない」

婚活を始めて3年になる35歳のあきら(仮名)さんは、ここ数カ月、お見合いをしても、お相手から、「交際希望」をもらえることがなくなってきていました。士気が下がり、お見合いを申し込む回数もどんどん減っていました。

これは、婚活がうまくいかなくなってきた人たちが取りがちな行動です。

そこで、筆者はあきらさんと面談をし、「積極的に申し込みをしてください。まずはお会いしないと、婚活はスタート地点に立つことができませんよ」とお伝えしました。

すると、あきらさんは、不満そうに言いました。

「サイトを見ても、会いたいと思う人がいないんです」

しかし、登録者がいなくなったわけではありません。日々、新しい女性も入会しています。それでも会いたい人が見つからないのは、失敗続きのあきらさんの「見る目」が厳しくなりすぎていたからです。

婚活を始めた頃は、「話が合いそう」「優しそう」という感覚で相手を見ていた人も、活動が長引くと、年収や学歴、身長、居住地、家族構成などを細かく確認するようになります。過去にうまくいかなかった相手と少しでも共通点があると、「この人も同じかもしれない」と前の失敗を重ねて、会う前から除外します。

これは見る目が養われたというより、失敗しないことを優先するあまり、お見合いする可能性を切り捨てるようになった状態です。

また、数多くのプロフィールを見ることで、婚活者が“比較対象”になってしまうこともあります。目の前の一人を知ろうとせず、「この条件なら、他にもっといい人がいる」と考える傾向にあります。婚活サイトを人との出会いの場ではなく、商品を選ぶカタログのように見始めるのです。

プロフィールは、その人の一部を文字と写真で表したものにすぎません。会いたい人がいないと感じたら、条件を追加するのではなく、絶対に譲れないものを1つに絞り込んで、「大きな違和感がなければ会ってみる」という姿勢に戻ることが大切です。

「悪いところはないが楽しいとは思えない」

34歳のさとみ(仮名)さんは、美人でスタイルもよく、お見合いをすると、お相手から好意を持たれることがとても多い女性です。交際希望もたくさんいただくのですが、仮交際に入って、何度かデートをすると決まって、彼女は次の言葉を口にします。

「悪いところはないのですが、一緒にいて楽しいとは思えないんです」

現在お付き合いしているまさるさん(36歳、仮名)と、4回目のデートを終えました。まさるさんはさとみさんに好印象で、彼の相談室から、「こちらは真剣交際を考えているのですが、さとみさんのお気持ちはいかがでしょうか?」という連絡がきました。

そこで、その旨を伝えると、先ほどのセリフを口にしたのです。

筆者は、「デートではどんな会話をしているのですか?」と尋ねました。すると、「こちらが話題を振っても、まさるさんからは当たり障りのない答えしか返って来ないんです」と言いました。

例えば、一緒に食事をしているときに、さとみさんが、「これ、すっごくおいしいですね」と笑顔で言っても、彼は、「そうですね」と淡々と答えるだけ。「女性慣れしていない真面目な方だというのは分かりますが、どこか面白みがないんです」

それで、淡白な返事しかできない彼には、「興味が持てない」と言うのです。

ただ、こちらと同じ感情のテンションを相手にも求めても、感情表現は人によって違います。

男性の真面目なところは評価しつつも、「なぜ私を楽しませてくれないのか」という気持ちでお相手に会っていたら、男性に物足りなさを感じてしまいます。

結婚生活は、お互いが協力し合ってつくっていくものです。「私を楽しませてくれる人を探す」のではなく、「この人と楽しい時間を、私が作っていく」と考えるようになると、男性の見方も変わるのではないでしょうか。

「本当に結婚したいか分からない」という言葉が出る原因は?

「本当に結婚したいのか分からなくなった」

これも婚活疲れを起こしている人たちがよく言う言葉です。

38歳のたつひこ(仮名)さんは、2年間で80件近くのお見合いをしました。自分が交際を希望した女性から断られる一方、それほど気持ちが動かなかった女性からは交際を希望されます。その繰り返しに疲れ、「最近は、本当に結婚したいのか分からなくなりました」と言うのです。

人は、自分が良いと思っている相手に断られる経験が続くと、「結婚したい」と認めること自体が苦しくなります。望んでいるのに手に入らない状況は、自尊心を傷つけられるからです。

そこで、「そもそも自分は結婚を望んでいないのではないか」と考えれば、うまくいかない現実から一時的に逃れることができます。つまり、「結婚したいか分からない」という言葉が、傷つかないための防衛になっていることがあるのです。

この状態で、やみくもにお見合い件数を増やしても結果は変わりません。まずは婚活疲れを認め、少し活動量を落とすこと。そして、「なぜ結婚したいのか」ではなく、「5年後、10年後に、どのような暮らしをしていたいか」を考えてみることです。

自分の未来に求める生活が見えれば、その時に隣にいてほしい相手の姿も具体的になります。結婚するか、しないかという大きな問いに答えを出す前に、自分が望む人生設計を整理する必要があります。

「私を大切にしている感覚がない」

37歳のまなみ(仮名)さんは、仮交際中の男性について「連絡が毎日来ない」「デートのお店を率先して決めてくれない」と、いつも不満を口にしていました。

また、お付き合いしている男性から食事やデートの費用を割り勘や女子割(男性が多めに支払う)にされると、「大切にされている感覚がありません」と言うのです。

「大切にされていない」と感じる背景には、自分が望む愛情表現と、相手が示す愛情表現の違いがあります。

毎日のLINEを愛情だと感じる人もいれば、会う時間をつくることを愛情だと考える人もいます。お金を払ってもらうことが、“自分の女性としての価値だ”と思う人もいます。

何を愛情と感じるか、大切にされていると感じるかは、人によって感覚が違います。

問題は、「大切にされているかどうか」という自分の感覚を、相手に押し付け、期待通りに動かなければ、「大切にされていない」と結論づけるところにあります。

大切にされたいなら、まず「私はこうしてもらえるとうれしい」と具体的に言葉で伝えてみることです。そのときの相手の反応を見ましょう。

不器用でも歩み寄ろうとしてくれるのか。それとも、希望を無視するのか。

愛情は、察する能力ではなく、伝え合い、話し合い、調整する姿勢に表れ、それによって育っていくのです。

「もっといい人がいるような気がする」

35歳のみづき(仮名)さんは、まさやさん(37歳、仮名)と交際していました。彼は、誠実で仕事も安定し、結婚後の生活についても真剣に考えていました。大きな問題はなかったのですが、真剣交際を打診されると、みづきさんは迷い始めました。

「この人に決めた後で、もっといい人が現れたら後悔する気がします。いまひとつ真剣交際に入る決断ができません」

婚活サイトには、次々と新しい人が登録されます。そのため、一人と向き合っていても、まだ会っていない人の可能性が気になります。

しかし、「もっといい人」は具体的な誰かではありません。今いる相手を決めないために、心の中につくり上げた理想の人物です。

選択肢が多いと、人は幸せになれるように思えます。ところが、実際は逆で、選択肢が多くなれば、人はどれを選んでいいのか判断基準がブレ出すのです。

結婚は、最も条件のよい人を選び当てる競争ではありません。選んだ相手と話し合い、二人にとって心地よい暮らしをつくっていくことです。

大切なのは「もっといい人がいるか」ではなく、「この人と問題が起きたときに話し合えるか」「弱い部分も見せられるか」「お互いを尊重できるか」です。

結婚は、「選ぶ力」よりも「育てる力」が大切だということを忘れないでくださいね。

仲人・ライター 鎌田れい

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